寝過ごし救済バス（ＪＲ高尾駅）が人生にもあったら？
寝過ごし救済バス：高尾発八王子行き￥880。上り最終が出た後に高尾終着便が着くたびに出ているのだろうと思う。多くは飲み過ぎて途中で降り損なった人。方向を間違えて乗った人、その他の事情の人。色々だ。失敗が致命傷にならないような手助けってささやかでも有難いものだ。
人生にも救済バスがあれば良いかな。
就職の失敗：
こんな会社に入るつもりじゃなかったのに気が付いたら身動きがつかなくなっていた。意地を張ったり、焦ってやすきに流れてしまったり、ちょっとした勘違いだったり。
ー今から就職やり直せないかな。新卒扱いで。
ー退職する根性あるの？。就職して1年以内程度なら救済ありだよ。えっ？来年定年？。
結婚の失敗：
要因、原因は様々。理由を問わずやり直したいと思うことは有る。やり直しても駄目な人はやはり駄目だろうがそれでももう一度と言う訳だ。
ー離婚、再婚なんて消耗するだろうね。思うだけでもうんざりだ。我慢の結婚生活もうんざり。
ー子供がいなければ頑張れるかも。次の相手がいれば頑張れるかも。どちらも駄目？。じゃあ熟年離婚で第2の人生を狙うことだね。でも次の失敗は文字通り致命的だよ。
受験の失敗：
気が付いたらゲームで遊んでいたのは自分だけだった。塾をサボって遊んでしまった。勉強嫌いだった。
ー勉強が好きになる訳でもないのにやり直しようがない。
ーそうなんだ。馬鹿が馬鹿でいる限りは救済しようがない。
・・・
｜人生の失敗
キリが無いね。失敗の積み重ね。 その時は成功した心算のものも後で考えれば只の失敗事例の一つに過ぎないとか。そういうこと。成功も失敗も極めて相対的、環境依存的、時間変動的、要するに線引きが出来ないものなのだ。
もっと良い方法があった。もっと他の方法があった。現状に満足していない。自分より上手くやった人がいる。・・・などなど並べれば、自分は不幸になるのだろうか。失敗人生になるのだろうか。
感謝を言いたい人がいる。感謝を言える人がいる。感謝を伝えた人がいる。人に限ることも無い。自分の命を繋いでくれた全ての世界に感謝できる。そうです。宗教人ではないけど、感謝の心が自分の中に感じ取れるなら、それは既に失敗ではない。自分は十分に救済されている。
感謝の心があれば自分は（あなたは）既に被害者でも犠牲者でも失敗者でもない。 感謝の心こそ人生の救済バス。念じた時にいつでも駆け付けてドアが開いてくれます。
※
