パーソナルマネーデータマネジメント
取り敢えず雰囲気でカタカナを並べてみたが、漢字に入れ替えると、家計情報管理、家計データ管理、個人マネーデータ管理などの雰囲気になるだろう。
お金は、現金の状態は少なくて、最近は電子マネーになっていたり、プリペイドカードに入っていたり。銀行口座に入っているのが普通。
銀行口座でもクレジット取引(引き当て)の分は使えないので把握できていないと問題になる。だから、クレジット残高の把握は、プール(残高)が浅い場合は慎重を要する。
公共料金や税金など定期的な引落・定期払いに対する口座残高の管理も大事だ。
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デイリー管理
- 基本的には毎日チェックすること。週1回のチェックでも多くの場合は問題ない。大きな引落がある時は慎重に。特に間に週末・祭日が入る場合は必要な入金処理が遅れるリスクがあるので前倒しの処理が求められる。
- スマホでもチェックできることが必要。
>>引落カレンダー管理
- デイリー管理の一環としての引落管理には、特別なカレンダーが必要。引落管理用のカレンダーをグーグルカレンダーに入れて置くとよいだろう。当然、スマホでも確認できなければいけない。
- 引落内容
- 引落金額
- 引落日付
- 現在の口座残高
- 必要な入金アクション(日付、金額)
>>アグリゲーションサービス利用
- 引き落とし口座の残高さえ確認できれば十分。数か月分の引落や入金の実績も確認できた方がベターだが必須ではない。引落手続きをしていない口座は対象とする必要はない。
- 公共料金(電気・ガス・水道など)
- 税金(市民税・都市計画税・健保など)
- クレジットカード
- クレジットの利用実績は不要。但し、不正利用のチェックのためには、アグリゲーションサービスを含め何らかの電子的通知手段がある方が望ましい。カードの枚数を削減する方が優先だろう。
- アグリゲーション管理=(NTTコミュニケーション)Kakeibon
- センスのない名前だが改名してこの名前だからNTT系らしい悪センスに呆れる。地位はあるがセンス馬鹿の思い付きだろう。
- 管理要綱
- サービス内容によるが、基本は使い捨て。一時的な画面チェック用に割り切る。データが抜き出せるならマンスリー管理に委ねるが、無料サービスは閲覧のみだから、余計なことは考えない。
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マンスリー管理
- デイリー管理では残高チェックがメインだが、マンスリー管理では実際のマネーデータの管理を行う。
>>基本データの電子化取り込み
- 電子データ
- 銀行、証券、クレジット、電子マネーサービス、ポイントサービス、など金融関連機関のオンラインサービスからそれぞれ個別にデータをダウンロード。アグリゲーションサービスではすべてのデータがダウンロードされる訳ではないからそれぞれのサイトに直接アクセスしてダウンロードすることが大事。形式は一番単純なCSV形式が良い。PDFで提供されるものはそのまま保管。
- オリジナルのまま、年別~月別フォルダに金融機関別に保存する。
- アグリゲーションサービス利用時はアグリゲーションサービスの形式によるダウンロードファイルも保管する。これは、サービスのアップデートによって古いファイルは使えなくなるリスクを残す。
- 紙データ
- 金融機関から送られてくる明細書。
- 個別の領収書、レシート、
- オリジナルのまま、年別~月別フォルダに保存する。
- ⇒上記電子データに反映されない取引(現金、電子マネー、プリペイドなど)は表ソフトに入力して電子化する。
- その他
- CSVダウンロードができないがWEB上、またはパソコン上で閲覧できるデータはカット&ペーストなどの手段で取り込む。
- 管理要綱
- 電子データは捨てない。バックアップを取って3か所保管。
- 紙データは、電子的な台帳あるいは集計表に反映されているものについては、2年経過後に廃棄。但し、メモリアルなものは残す。⇒メモリアルフォルダーへ移動。使用中の商品(家電品、家具類、住宅施設品、自動車関連品など)については保証書と一緒に保管する。
>>電子台帳
- 統合した電子台帳の作成。時系列に全部並べる。
- 確定申告に利用できるように項目は押さえる。目的別集計表に展開しておくこと。リンクしたものとリンクを外したものと両方。リンクだけの場合は元データに想定外の変更があると記録としても意味がなくなるから。
- 医療控除
- 事業収支
- 株式等所得収支
- 不動産所得収支
- 管理要綱
- 廃棄しない。バックアップをとる。3か所保管(HDD×2(別デバイス)、光ディスク×1)
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