物欲と衝動買いと無駄遣いと老後破産?
- 物欲
- 衝動買い
- 無駄遣い
- 老後破産
- 「後悔先に立たず」と言いますが老後破産は老後になって無知・未熟を知るに過ぎません。老後破産の原因は若い時の経済観念の欠落にあります。
- 物欲は尽きません。衝動買いは止みません。情報操作の技術が発達して若者に限らず人は常に誘惑の攻撃を受けています。春モデル、夏モデル、秋モデルとか、極僅かな違いを強調して買い替えを促す。まだ使えるのに買い替えて無駄を強要する。修理より交換がコスト的に有利なメーカー側のビジネス構造にも問題がある。
- まだ使えるものをゴミということにして積み上げて破砕していく。リサイクル、リユース、リデュース、リプロダクション、・・・。脱ゴミ屋敷、脱ゴミ部屋、脱不法投棄。
- 精神的な備えとしては、断捨離とか、持ち物を減らすという消費の最前線の考え方を変えようとする発想も提案されている。
- 物欲を抑制する
- 物欲はお金がなければ生じないものではない。経済的な余裕に応じて対象は変わるが必ず存在する。物が自分の世界を変えるとイメージさせられるからだ。本当の問題は物では解決できないことを知るべきだ。
- 一旦、物を持つとそのことで問題が出てくる。その問題解決は物に頼る方向で思考される。物の呪縛に囚われる道筋は単純だ。
- 隣の人と比較する発想も危険だ。人は人、自分は自分になり切れないのは自分の目的を知らないからだ。ここで人生論を始めるのかよ。金儲けビジネス~金儲けゲームから離脱するのは社会という箍(たが)の考え方を変えることを要求するかもしれない。社会契約の中身の変更だ。
- あれもこれもをやれば人間の器では大成出来ないものだ。一芸で頑張ればよい。人間、10歳までに好き嫌いをはっきりさせておくことだ。
- 物欲の不思議
- 物欲とは不思議なもので、欲しいのを何とか我慢しているうちに、欲そのものが消えてしまうのだ。代替手段を工夫して何とかしているうちに、それで十分ということになる。
- 物欲が心に住み着いて思考を狂わせることは多い。人間まで狂わせてしまう。本当の目的を失って物のために心を動かすようになる。寂しいことだ。
- 欲望の本質はもっと美しいというか純粋なものだろう。
- 不思議なことは皮肉なことでもある。物に囚われることがなければ金が残ってしまう。老後も物に囚われないで暮らすことが出来るから金は使わないで済んでしまう。放置された金は勝手に増え始める。
- 質素に暮らすことが優雅に暮らすこと。それが分かる頃は老後破産、老後地獄の真っただ中だろう。
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