池井戸潤の小説が続々ドラマ化されているが、どれも壺を得て面白いのえ、次々見てしまう。ところが内容が少しおかしい。感覚的にずれているのだ。20年前のサラリーマン社会を今の時代に無理やり乗せてみたような。あちこちに無理がある。
今どき、一流企業、金融機関でそんなことは殆どありえない非常識が普通に通っている。
今の常識をはめると殆ど書き直しになるんだろうね。
面白いけど、中身は時代錯誤だから、シナリオ組み立ての前提がずれてるので面映ゆい。
IT化でシステムも常識も規範も日進月歩、昨日の常識は今日の非常識。
ドラマ化するなら現役サラリーマンに原作を見てもらって時代実情に合うように修正しなければまったく出鱈目なドラマになりかねない。
古い作品を現代サラリーマン社会で作品にしようとすれば、ITシステムや業務システムに深入りしているものは特に顕著だが相当の手直しが必要なのは止むを得ないだろう。池井戸作品に限らない。リメーク版の多くの失敗も脚本家自身が既に時代に取り残されている場合は悲劇とも喜劇ともつかない馬鹿な作品になっているからだろう。
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会社の重要ファイルを内規を破って持ち出して、その上、飲酒までして2軒梯子して、家で肝心の仕事もしないで、結局翌朝会社でファイル紛失に気付く。酒に弱いことを自覚している人間の前提だから、ファイルを盗まれても言い訳できない。懲戒解雇ものだろう。
岡山支店へ異動。五反田から岡山では左遷でも何でも無い。普通異動で懲罰的側面はゼロに近い。下手すれば栄転?かも。
8月19日「花咲舞が黙ってない#7」を見ていたら別の意味で腹立たしくなった。
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