良く分からない「数え年(かぞえどし)」
- 生まれた瞬間に1歳(1年)と数える。ゼロ(零)という概念がなかっただろうね。一番初めは1だから最初の歳(年齢)は1としたんだろうか。
- 年が明けると(年が変わると)1つ追加して2歳になる。
- だから、生まれて翌年最初の誕生日が来たときは満1歳だけど、数え年は2歳。
- 誕生日が来た時の年齢差は1歳。正月時点の年齢差は2歳。
何となく分かった。すると、誕生日に合わせてお祝いをする時に、数え年の節目の祝いをするのは 変な感じだな。
例えば、有名な「還暦」は普通何となく60歳と言われているが、普通ならこれは満58歳の時に迎えた正月が数え年の60歳(=還暦)になるので、一番早く祝うなら正月になる。何時でもいいのならその年のうちにすればいいことになる。誕生日に合わせたいなら、満59歳の誕生日の時と言うことだ。
誕生日の方が家族が集まりやすいなら誕生日。お正月の方が集まりやすいならお正月に。お祝いをすればよい。
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節目の年齢:
我が家の家系を見ると、還暦がせいぜいだ。それ以降はぽつんぽつんだな。人生100年時代ならもう少し該当するものが出てくるだろうが。下の方の節目は既に伝説の人か仙人だろう。
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- 立年
- 30歳
- りゅうねん
- 「三十にして立 つ」
- 40歳
- ふわく
- 「四十にして惑 わず」
- 天命
- 50歳
- てんめい
- 「五十にして天命を知 る」
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- 耳順
- 60歳
- じじゅん
- 「 六十 にして 耳順 う」
- 下寿
- かじゅ
- 満 59 歳
- 数え 60 歳
- 「下寿」は、長寿の畏敬を三つに分け、六十歳を下寿、八十歳を中寿、百歳を上寿とする考え方。
- 満 60 歳
- 数え 61 歳
- かんれき
- 数え六十一歳(満六十歳)に、その人が生まれた年の干支がまた戻って来て、長寿であることを神に感謝し祝う行事。
- 数え六十一歳(満六十歳)の別称。十干と十二支の組み合わせで六十一年目に元の干支に戻る。
- 古希|古稀
- 満 69 歳
数え 70 歳 - こき
- 「人生七十古来稀なり」という、杜甫の詩の一節に基づくという。
七十歳の別称であり、長寿の祝い。
- 喜寿
- 満 76 歳
- 数え 77 歳
- きじゅ
- 「喜」の草書体の「㐂」が七十七に見える所から、七十七歳の別称であり、長寿の祝い。
「喜の字の祝い」「喜の祝い」などとも。
- 傘寿|中寿
- 満 79 歳
数え 80 歳 - さんじゅ ちゅうじゅ
- 唐傘の傘を略した字が「八」と「十」に見える所から、八十歳の別称であり、長寿の祝い。
- 「中寿」は、長寿の畏敬を三つに分け、六十歳を下寿、八十歳を中寿、百歳を上寿とする考え方。
- 半寿
- 満 80 歳
- 数え 81 歳
- はんじゅ
- 「半」の字が、八、十、一と分解できることから。
- 米寿
- 満 87 歳
- 数え 88 歳
- べいじゅ
- 八十八を一つの字にすると「米」になることから、八十八歳の別称であり、長寿の祝い。
- 「 米の祝い」などとも。
- 卒寿
- 満 89 歳
- 数え 90 歳
- そつじゅ
- 「卒」を略した字の「卆」を分解すると、九十に見える所から、九十歳の別称であり、長寿の祝い。
- 白寿
- 満 98 歳
- 数え 99 歳
- はくじゅ
- 「百」の字から、一つ目の画を取ると「白」になることから、九十九歳の別称であり、長寿の祝い。
- 百寿|紀寿|上寿
- 満 99歳
- 数え 100 歳
- ひゃくじゅ・ももじゅ きじゅじょうじゅ
- 「紀寿」は、1世紀 = 100年から。
- 「上寿」は、長寿の畏敬を三つに分け、六十歳を下寿、八十歳を中寿、百歳を上寿とする考え方。上寿を百二十歳、中寿を百歳とする考え方もあるとされる。
- 茶寿
- 満 107 歳
- 数え 108 歳
- ちゃじゅ
- 「茶」の字は、冠部分が「十」が二つと、旁が「八十八」に分けられ、これを足すと「百八」になることから、百八歳の別称であり、長寿の祝い。
- 皇寿
- 満 110 歳
- 数え 111 歳
- こうじゅ
- 「皇」の字の「白」が、「白寿」の際の考え方からから、「百」から一を取った「九十九」で、「王」の字は、「十」と「二」からなり、これを足すと「百十一」になることから、百十一歳の別称であり、長寿の祝い。
- 頑寿
- 満 118 歳
- 数え 119 歳
- がんじゅ
- 「頑」の字を「二、八、百、一、八」に分解し、これを足してゆくと「119」となることから、百十九歳の別称であり、長寿の祝い。
- 昔寿
- 満 119 歳
- 数え 120 歳
- せきじゅ
- 「昔」の字を分解すると、「廿 (20)」と「 百」になることから、百二十歳の別称であり、長寿の祝い。
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