役割を終えた”日本カー・オブ・ザ・イヤー”?システム欠陥を露呈!
- 第38回 2017 – 2018 日本カー・オブ・ザ・イヤーは輸入車のボルボXC60が受賞。最低でも実質500万円以上もする高級車で月間の販売台数は1千台を超える程度でしかない。欧州カーオブザイヤーではなく日本カーオブザイヤーだから驚く。
- 特定の専門家(モータージャーナリスト)が思い思いにポイントを付けて投票する。1位は10ポイント、2位は5ポイント、3位は3ポイントだったか。根拠も基準もそれぞれのジャーナリストの判断。 一定の説明責任は求められるが、一般的なインプレッションを述べる程度で厳しく追及されることはない。
- 本命の日産リーフが辞退したから本命不在の混戦で結果ボルボになっただけと言う言い訳を何処かのジャーナリストがやっていた。馬鹿な説明だ。モータージャーナリストってこの程度。車が好きで拘りもあるがあくまでも自分本位。一人一人は謂わば専門馬鹿だから全体の結果の説明を求めること自体無理がある。
- ボルボCX60は日本の自動車市場を代表する車でもないし、リーディングしている車でもないし、多くの共感を獲得した車でもない。魅力的な高級輸入車の一つでしかない。こんな車にグランプリが行くこと自体がこの制度の欠陥を露呈させている。主催者はだれか知らないが発起時は兎も角今は完全な馬鹿だろう。今までにも気づくチャンスはあった筈だが馬鹿には見えないのだ。
- この賞は裏側で金が動くので大きな問題になっていたのではないか。誰が投票権を持っているかは分かっていてそこに便宜を図れば10点がもらえるのだからグランプリを狙う企業の金が動くのは必至。
- 稚拙なポイントシステムだけど唯一評価できるところはオープン性。誰が何処に投票したかは公開される。出鱈目やるにも程がある仕掛けはしてある。メーカーも横並びの自信がある時に金を使うことになる。蓋然性があれば許される状況だ。
選考委員は僅か60人しかいない。一人の持ち点は一律25点。民主的?。5台の車に割り振る。1位は10点。2位は5点?。後は任意か。メリハリをつけるためだ。 合計点で争う。満点は600点かな。これで何が分かるのだろう。主義主張(好み)でやれば票は割れるものだ。せいぜい60人の選考委員の好みをいい加減なルールで合計した点数にどんな意味があるのだろう。ボルボが300点近くを集めることは別の意味で驚きだ。この違和感の裏にはきっと何かがある筈だ。
※
- メーカーが辞退したら選考対象から外す。これってユーザーを無視した態度で論外だ。
- 良い車がない場合も10点を付ける矛盾。メリハリをつけるために歪みを呼び込んでいる。とても人に奨められないなら該当なしで問題ない。
- 100万円の軽と1000万円の高級輸入車を並べて一体何を評価しているのか不明。結果的にはジャーナリスト(選考委員)の趣味を聞いているに過ぎない。
- 趣味の異なる人のポイントを合計して得られるポイントの意味は誰も理解できない妥協の産物、不毛のランキングでしかない。はっきり言って馬鹿でしょ!。