地味に確実に家計改善するならZaimを選ぶしかない!


アグリゲーションサービスについて理解するためにネットを見て回って何となく感じたこと。

マネーフォワードMoneyForwardの提灯記事が多いように思う。テレビでもCMを流していたから一気に流れを作りたかったのだろう。実際に使ってみると一長一短でなかなか決定的な判断には至らない。
マネーフォワードの致命的な欠陥は1つ目は品目か店舗かどちらかしか選択できないという馬鹿げた仕様。家計簿の感覚ではあり得ないし足元の家計改善には多分使えないだろう。2つ目は無料で使うには制限制約が多すぎてアグリゲーションとしても使い物にならないという現実。3つ目はメインストリームは押さえているが周辺は脆弱中途半端。

一方のZaimは家計簿をつけるにはベストアンサーだろうと思うくらい上出来。スマホ(レシレコ機能)でいい加減に入力してからパソコンでまとめて整理しなおすこともできる。ソフトOCR(レシレコ)機能はいう程優秀ではないがドラフトと思えば十分。因みにレシレコ機能はマネーフォワードのものもそれなりに使えるがパソコンで整理するとかの環境が無いから(レシートという概念が存在しないから)後でまとめて直すなどは面倒なものだ。ところがZaimは資産管理の側面が極めて希薄。参考データを提供するくらいの感覚で作られているので管理上は殆ど役に立たない。だからと言ってマネーフォワードが資産管理に十分有用というものでもない。

投資家のつもりで毎日売り買いをするようなら別だが普通は資産管理は毎日のものではない。月1回の管理で十分だろう。内容も概ねのレベルで足りる。ところが家計管理は毎日のものだ。1円の違いも気になるところだ。まず何を選ぶべきかは明らかにZaimということになる。

別にKakeibonというものもあるが家計簿関連のネットサイトカバー率は最も高い。資産管理を広範囲にやるには向いている。使いやすさは今風ではないが月1回のデータ収集には不足がない。

データのアップロード・ダウンロード(インポート・エクスポート)をサポートしているところもあるがこれは非常手段。アグリサービスのどれかに集約させたいだろうが、現時点ではどれを選んでも無理がある。特定アグリへの統合化などは考えない方がよい。素のままエクセルに落として、それを加工して読み込むことにすれば統合化は実現できる。この書式を家計簿と確定申告を意識して作っておけば足りる筈だ。

サポートは重要な要素だがZaimは問い合わせると直ぐに返信が来る。どの企業もレスポンスは1泊以上させてはいけないと内規がある。午前の問い合わせは可能なら午後、翌日午前中には返信を入れる。午後の問い合わせも翌日の午後には返信を入れる。内容は兎も角。これは大事なことだ。

当然ながら実際に必要な改善がなされるか否かが更に重要でそれはZaimに限らない。改善はタイムリーに。期待値とギャップがあると結果を出す前に客は離れる。他所へ移る準備を始めてしまうものだ。利用客も決めて動き出せばもう止まらない。なぜなら次の改善もタイムリーには提供されないことを知っているから。

サポートは改善要求を受けたら月並みな回答を繰り返して開発部門との連携を怠ると大変なことになる。一旦Zaimは駄目という烙印を押すと彼らはそのネガティブな情報を周囲にばらまき始めるからだ。

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