マツダCX-3初めての冬はどんな評価になるだろう?
マツダCX-3をSUVと勘違いしている人は今度の冬に初めての雪道で大いに落胆するだろう。落胆したくなければ轍(わだち)のできた舗装道路、即ち普通の道を走っていればよい。十分楽しむことができる筈だ。間違っても、新雪の先頭を走ったり、悪路に入ったりして、SUVらしさを見せようと思わないことです。
もともと荷物は積めないからCX-3でスキー出かける人はいないでしょう。無理して出かけると多分がっかりさせられる。ただの上出来の街乗りカー と思い知らされるだろう。でも、スキー場でも整備のよくされたところなら何も問題を感じさせられずに済むでしょうが、気まぐれにメインのロード&パークを外さないように心がけることが大切。
正月前後からの口コミ情報に注意したい。
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- 「CX-5」を小さくした弟分が「CX-3」と理解した人は大誤算。カテゴリーがSUVとCrossoverの違いがあります。もっともカテゴリー定義も曖昧です。基本的に舗装路に於ける様々な路面状況に対応するのがクロスオーバー。未舗装路に於ける走行性能を有するのがSUV。クロスオーバーは高速安全走行、フットワーク性能が売りです。SUVは巡航走行、悪路性能が売りです。
- 技術パーツは似たようなものを使い、顔だち(デザイン)も共通性が高いのに、どうして全く別物になるのか疑問でしょう。①最低地上高、②キャビンスペースの違いが決定的。
- 都市部の機械式駐車場に収めるためのいくつもの妥協とこだわりデザインの間の矛盾は結局克服できなかった。CX-3にもロングノーズを与え歪なスペース設計で妥協した。出来上がったものはスポーツドライブを楽しむだけのもの。むしろコンセプト的にはロードスターに近いポジションを持つことになる。ロードスターでスキーに出かける人は少ないでしょう。