東京駅開業100周年記念Suica=JR東日本提供

 JR東日本は2日、交通系ICカード「東京駅開業100周年記念Suica(スイカ)」(1枚2千円)の購入申し込みが、同日午前8時までに169万5343枚に達したと発表した。当初は1万5千枚の限定発売だった。増刷ペースから、今年度内に発送可能としていた10万枚をはるかに超えており、大部分の発送は4月以降にずれこみそうだ。
 記念Suicaは、東京駅開業100周年当日の昨年12月20日に発売されたが、希望者が殺到。途中で販売が打ち切られた。今年1月30日から2月9日まで、1人3枚を上限に、同社ホームページ上と郵便で購入希望を改めて受け付けている。
 JR東によると、初日の1月30日午後4時時点で約48万枚の申し込みがあった。全希望者へ売る方針は変わらず、年度内の発送分は、申込期間の終了後に抽選で決める。すべての発送が終わる時期は「最終的な枚数が確定しておらず、現時点では不透明」という。
 同社は2001年以降、約30種類の記念Suicaを発売。枚数はあらかじめ決まっており、最多は10万枚だった。「今回は何枚になるか予想がつかない」(広報担当)という。
 インターネットは2月9日午後11時59分まで、特設ページ(http://www.jreast.co.jp/suica100/)で受け付けている。郵送は郵便はがきか、関東・東北のJRの主要な計693駅に用意されている申し込みはがきに氏名、住所、電話番号、希望枚数などを書き、〒350・1199日本郵便株式会社 川越西郵便局留め「東日本旅客鉄道株式会社『東京駅開業100周年記念Suica』発売事務局」へ。2月9日までの消印が有効。料金は、申し込みで登録された住所に届く専用の振込票を使い、主なコンビニエンスストアで支払う。
 問い合わせは発売事務局(0120・771・568)へ。