自己責任論は不毛!誰だって迷惑かけて生まれてきて死んでいく!

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自己責任論は不毛!誰だって迷惑かけて生まれてきて死んでいく!

人質解放のニュースと一緒に論じられる自己責任については色々な考え方があるようで難しい。自分が理解したつもりでも周囲の共感が得られるかどうかも分からない。曖昧な概念にとどまっているようだ。


自己責任って何だろう。恐らく、自分が何か損害を受けても、何かの被害者になっても、誰かに損害賠償を要求できないことを言うのだろう。

自分に損害が発生しても他の誰にも責任を問えない状態。他の誰にも費用負担が発生しない状態。

海水浴に行って溺れて死ぬ。
スキーに行って転倒して死ぬ。
登山に行って滑落して死ぬ。
屋上かベランダから飛び降りて死ぬ。
まあ、死ななくても大けがでも大病でも苦痛でも何でもいい。

色々な理由で勝手に苦境に陥った人を助ける行為は何か。

飲酒して海水浴中におぼれる。本人責任。だから救助は不要?
危険な冬山の遭難。救助不要?。

赤信号を飛び出して車に衝突。大けが。救助不要?。

海外で拉致される。救助不要?。

キノコ鍋で毒キノコを食べて危篤。救助不要。

問題になる救助って、結局は税金を使っての救助のことらしい。自分の金で救助サービスを受けるのは勝手にできる。

これって、税金を使う範囲の議論なのかな。

危険地域、限界線、境界線、フロンティア、これらはすべて棄権領域と思っていい。ここに出掛ける人は、物好き、冒険家、。そこで新しいものを発見し、持ち帰ることができれば、一攫千金。ハイリスクハイリターン。二度と帰ってこれない人もいる。

帰れなくなった人を助けるのに、救助隊を出すのだろうか。

洞窟に取り残された人を助けるのに税金を使うのだろうか。

愚かな冒険少年たちの救出は美談になり、囚われたジャーナリストはバッシングを受ける。

ジャーナリストは犯罪者がそこにいるのに被害者の方が糾弾されるの?。犯罪者が放置されるのは正義が行き届いていないから。

国家の枠組みの外か中かは重要だ。救出できないことがあるからだ。しかし、北朝鮮拉致被害に対しては国家は何もできていない。自己責任ですか。結局、国内国外関係なく、国は出来ることしかやらない。自己責任と国家責任はそれほど明確でなさそうだ。

フロンティアから持ち帰った 情報は、有料か無料かは別に、だれでも目にできる。自分の世界を広げることができる。

世界を広げる冒険家は正義で、酒におぼれて失敗する奴は悪徳。救出に税金を使う対象にはならない。しかし、フロンティアは国家の手が届きにくい。酒飲みは国家の足元にいる。だから、税金は馬鹿に使われて、冒険家には使われにくい。

自己責任と叫ぶ輩は隣の酒飲みを糾弾しないでテレビに映し出される捕虜を糾弾する。



自殺未遂者を税金で救出するのはNGか?



恐らくどんな人間でも最初から最後まで自分の行いに対して責任を取るなんてことは出来ない。他人の世話になって生まれそして死んでいくのだ。


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