(新潟市西区)小2女児誘拐殺人事件の初動捜査?
- 新潟県警
- 初動捜査
- 大桃珠生さん(7)
- JR越後線
- 小針駅 ~青山駅
最初のニュースは女児が列車に弾かれて死亡というものだった。
次のニュースは運転士の証言が女児は線路に横たわっていたというもの。
次が死因は窒息死。ここで漸く殺人事件の扱いになる。
事件は5月7日の午後3時から4時の間に発生していた。誘拐までか既に誘拐殺人になっていたかは不明。
安否を心配した母親の通報は午後5時ごろ。ここで事件は発覚する。しかし、その事件は、誘拐事件か、交通事故か、友達の家に上がり込んでいるか、明確なものではない。警察・学校関係は100人体制で捜索とあるから、通学路中心に、家探し、目撃者捜し、物陰など徹底して調べただろう。というのは範囲はかなり限定されているからだ。
暗くなって、時間的には夜8時くらいには、大勢の人によるその日の捜索は終了しただろう。
その日の成果がないことを踏まえて、夜9時過ぎに大桃宅を訪問していた校長も夜10時になって帰宅している。即ち、10時過ぎには誰も捜索者の姿はなく、表面的には日常の静寂に戻っている。JRの時々の運転を除いて。
その頃は家族を除いて誰も残虐な殺人事件を疑っていなかった。
犯人は、10時過ぎに、既に遺体となっている女児を運び出した。彼(彼女)には、自分で自由に利用できる車はなかったのだろう。近場で遺体を処分するアイデアは列車に弾かせるというものだった。目論見は列車事故による死亡、事故死に見せるというものだ。何処かで遊んでいて、よる線路内に迷い込んでの事故なら、犯人は逃げられると。首を絞めた証拠も消せる。
JR越後線の終電は23時頃。彼(彼女)が遺体を線路に乗せることができる時間は、捜索が完全に終わってから、夜11時まで。犯人は捜索終了をじりじりしながら待っていたに違いない。遺体を運ぶ途中、大きな荷物を持つ自分の顔を見られる訳にはいかない。 それは電車の中からでも見られたくない。
大きなバッグに遺体を入れて運ぶ。女児が脱いだ靴とランドセルも一緒に。線路に侵入して先ずは茂みに隠れる。最初の(夜10時20分の)電車をやり過ごす。遺体を線路に乗せる。女児の持ち物も置く。反対側から線路を出たか運んだ側から出たか。反対側は時間が掛かるので戻ったと考える。
犯人は自分の部屋に戻る。テレビをつける。
-
顔見知りが帰宅途中の女児に声をかけて部屋に入れる。待ち伏せしていた可能性もあるが、たまたま顔を合わせた可能性もある。ただの出来心かもしれない。
いたずら。言いつけるといわれて逆上。絞殺に及ぶ。
犯人は18歳以上。老人の可能性も否定できない。
午後5時からの捜索隊に加わっていた可能性もある。その方が自分の家を調べられる心配がないからだ。捜索がいつ終わるかも分かる。
※
新潟県警は思い込み捜査はやっていないだろうか。
以前からの不審者情報の影響も受けている。
でも、
普通に考えれば、犯人は通学路沿いの住民の一人。不審者とされる人も近所の住人ではないか。一人一人聞き込みをやれば直ぐに分かる事案に見えてしまう。
よそ者が誘拐して、またわざわざ現場に戻って遺体を置いていくことはあり得ない。
通学路沿いの50軒にも満たない家の聞き取りで分かること。
※
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3021900008052018000000/
線路の遺体は小2女児 殺人と断定、新潟県警
2018/5/8 20:47
新潟市西区のJR越後線の線路で女児の遺体が見つかった事件で、新潟県警は8日、女児の身元を同市西区小針上山8、市立小針小2年、大桃珠生さん(7)と明らかにした。女児は列車にひかれていたが、司法解剖の結果、死因は窒息と判明。県警は、ひかれる前に首を絞められた疑いがあるとみて殺人、死体遺棄事件として新潟西署に捜査本部を設置した。
小2女児の遺体が見つかった現場周辺。上はJR越後線(8日午後、新潟市西区)=共同
女児は7日午後の下校中に行方が分からなくなっていた。
捜査本部などによると、女児は7日午後10時半ごろ、新発田発内野行き上り普通列車にひかれ、死亡しているのが見つかった。列車の運転士は「人が線路に横たわっているのが見えてブレーキをかけた」と説明した。現場は単線で、約10分前に下り列車が通った際は、異変はなかったという。
捜査本部は、女児が別の場所で殺害された後、下り列車が通過して上り列車がさしかかるまでの約10分間に現場に遺棄されたとみて、現場周辺の防犯カメラの記録を解析するなどして女児の足取りや不審人物を調べている。
女児は7日午後3時ごろ、小学校から下校し、自宅近くの踏切付近で友達と別れた。遺体が見つかった現場はこの踏切から約200メートル離れており、自宅とは直線で百数十メートルだった。母親が同5時ごろ、新潟西署に「娘が帰ってこない」と連絡した。県警は自宅周辺を重点的に捜索したが、見つけられなかった。
捜査関係者によると、女児の顔にはうっ血があった。遺体から離れた線路上には、ランドセルやスニーカーなどが落ちていた。服装は登校時と同じだった。
女児が通っていた小針小学校の長谷川豊校長は記者会見し「大切なお子さんだった。強い憤りを感じている」と述べた。〔共同〕
※