アグリゲーションサービスと確定申告

+

アグリゲーションサービスと確定申告

基本的な手順をお浚い。

<ゴール:e-Tax>
  1. 確定申告のゴールはe-Tax。国税庁が提供する電子申告環境であるe-taxサービスの中で申告作業を行う。
  2. 殆どは手入力だが、一部は指定フォーマットのエクセルで一括入力できる。事業者の場合は大量のデータになればエクセル使用は必要だろう。
  • 「保存記録」:e-Taxで送信した帳票の控え(e-Taxが出力したもの)。

<準備:Excel Book>
  1. e-Taxに手入力またはエクセル入力するための、上流のエクセル(ブック)を作る。e-Taxの書式に合わせてシート間連携までロジックを作り込む。
  2. 既存の確定申告用エクセルを流用。
  • 「保存記録」:確定申告エクセル年度最終版ブック(データ更新は停止)。
 <日常管理:Aggregation Service +>

アグリゲーション:
  1. 基本的には毎日1回アクセスしておくこと。正しく動いているか。不明な入出力がないか。
  2. アグリゲーション自動収集がカバーできない領域への手入力。手入力は出来るだけ上流工程で済ましておきたい。
  3. アグリゲーションで収集したデータを確定申告エクセルに流し込む。確定したデータ(クレカ情報は遅れる)を採用するために月初に前々月のデータを流し込む。確定申告は2月になります。
  4.  アグリの書式に収まらないデータは確定申告エクセルに直接入力する。
レシート類(ハードコピー)の管理:
  1. 確定申告関連と一般(記録メモ)は分ける。遅れると負担になる。
  2. 確定申告は、医療控除、配当控除、税金、保険、事業経費など 。これは最長10年保管。
  3. 一般は原則2年で廃棄。記念品は別。
廃棄管理:
  1. ソフトコピー、ハードコピーとも。
  2. メモリアルは永久保存。
  3. 確定申告は最長10年。
  4. 一般は記憶の補助剤だから2年。



アグリゲーションサービス評価:

(kakeibon)アグリゲーションサービス:データのカバー率はOCNのkakeibonが優れているが、この家計簿アプリの致命傷は(1)セッション開始時に第2暗証/秘密の質問/ログインエラーなどの手入力要求が多く面倒なこと。(2)セッションを開始しても休止時間があると短時間でタイムアウトして直ぐにセッションが切れてしまうこと。短時間小規模ならkakeibonは使えるが確定申告を前提とした作業では全く使い物にならない。再ログイン作業だけで時間ロスが多発。

(Zaim)レシート読み取りに強いZaimもなかなか頑張っているが家計簿をつけるにはいいが管理のステージに入ると使い難さが顔を出す。もちろん、無料版と有料版では違っているのだろうが、血管を残したままの無料版ではかえって評判を落として不味いだろう。無料版と有料版の違いは機能区分で差をつけるのは下手なやり方だ。性能で違いをつけるのが良い。無料版で銀行1個だけクレカ1枚だけ試しにやってみて良ければ、 有料版に移行して残りの銀行もクレカも登録することになる。ところが機能を絞っていると最初の段階で使い物になるか確認できない。だから決して有料版にはいかない。

(MoneyLook)老舗かな。最初は良かったが途中でバージョンを変えてから操作性・運用性が分かり難くなって利用は保留中。運営主体もヤフーから分離して専門事業者(ヤフー傘下?)になっている。最新版はどのようか不明。ビジネスモデルが成立しているか分からないが抜本的な見直しには取り組んでいるように見えない。

(Microsoft Money)これこそが老舗。管理ソフトとして完成していたが途中で放り出してしまった。誰も事業を受け継ぐこともなく。雲散霧消したのではないか。

(Money Forward)割と試行錯誤を笠名得てきている印象がある。シンプルな構造で使いやすい。管理を意識したメニュー構造もよい。カバレージは十分と言えない。強味はデスクトップアプリに近い操作性の良さ。

⇒普通に管理に使えるのはMoney Forwardのみ。
⇒レシートレベルまで管理するならZaimしかない。
⇒サイトが多くカバーレージが重要ならkakeibonが必須。


人気の投稿:月間

人気の投稿:年間

AWS コンピュータービジョン開発の教科書 (Compass) Kindle版

AWS コンピュータービジョン開発の教科書 (Compass) Kindle版
Lauren Mullennex (著), Nate Bachmeier (著), Jay Rao (著)

人気の投稿

Vision

Vision
Vision Kindle版 ハンス・P・バッハー (著), サナタン・スルヤヴァンシ (著)
ご注意:当サイトの記事は基本的に備忘録の類です。不適切な表現、誤った内容を含むことがあります。無断リンク・転載などはご遠慮ください。