痛風亭主をつくる馬鹿女房?|痛風or内反小趾?
- 痛風(つうふう)
- 高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)
- 内反小趾
基準値:
- 血清尿酸値:7.0mg/dL
これ以上高いと高尿酸血症で、低いと正常。年齢性別を問わない。
人間の身体がピンポイントの基準値で変わる訳がない。生活スタイルの影響は常に受けている。運動したり肉をパクついたりしていれば6.0mg(/dL)を超えるのは容易い。 しかし、静かな生活を送っている人が6.0mg(/dL)を超えていればもっと深刻なものを考えるべきだ。
尿酸は多くは体内で合成されるが食事でも取り込まれる。 食事1に対して体内合成6。食事1の意味は食物そのものに尿酸の要素が含まれるものだろう。体内合成は食物を消化吸収して体内に取り込んでから生成する尿酸を含む。言いたいことは食事のコントロールは6:1の1に対して効くのでなく6にも効果的ということ。むしろ、6の体内合成をコントロールすることが重要。
痛風:
尿酸が血液中に多く滞留すると、尿酸塩(結晶)が生成される。尿酸塩が関節などに蓄積すると、神経を強く刺激して激しい痛みが発生する。所謂、風が吹いて関節が痛む痛風と言う奴だ。
大量の尿酸が引き起こす病気はいくつもある。脳血栓、心疾患、腎障害、尿路結石、痛風結節。
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一旦結成された尿酸塩(結晶)を除去するには、多分、特殊な医薬品を利用するのだろうが、 初期段階であれば尿酸値のレベルを下げることで、結晶が再び血液中に溶け出して除去できる期待がある。この場合の尿酸値のレベルは正常値ぎりぎりでは効果的ではない。6mg台、5mg台よりは、一時的でも4mg台にまで落としたい。
水が氷になってまた溶け出すまでの経過を見れば簡単に分かること。最初に氷を作る時は0度に近くても駄目で0度以下に、それも理想的にはマイナス4度Cにならないと氷は出来にくい。次に氷が解けるのは0度Cからは始まらない。+4度Cくらいになってからしっかり溶解が始まる。個体から液体に移行させるには基準値を達成するだけでは不十分で、少し過剰なレベルまで持っていかないと位相変位は起きないと言うこと。
一旦、痛風になると半端な努力では難しい。その覚悟が必要です。
尿酸値を下げるには、 「出」と「入り」を管理する。
(1)合成量を下げる。
(2)排出量を増やす(維持する)。
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具体的な施策案:
- (十分な水分)水分を十分取る。過剰な水分摂取は腎臓の負担になるから加減が難しい。朝一番のお茶、食事は軽くお茶を人飲みしてから始める。食後のお茶(漱ぎ)、入浴前のお茶、入浴後の牛乳、野菜中心の食事、野菜サラダ(ドレッシングは少なめに)、野菜ジュース(無糖無塩)。おやつは果物かヨーグルト(無糖が好ましい)。午前(10時)と午後(15時)のティータイム。
- (十分な水分)お酒はアルコール度数の低いもの(ビールなど)。お茶・水・炭酸ソーダ―などを一緒に。量は1日350mlまでとする。休肝日を設定する。誰でもお酒を楽しむ土日祭日は休肝日にする。
- 食事は9時前に終了。出来れば7時ごろに済ませる。夜食は駄目。菓子類も夜9時(21時)以降は厳禁。
- 排尿はしっかり。尿意を感じたら我慢しない。定期的な排尿(日中は3時間。
- 排便もしっかり。便意を感じたら我慢しない。朝の食後、夕方の入浴前の定期便。便を長居させると尿酸の排出も遅れる。
- 過重運動は避ける。運動は筋肉内のたんぱく質(?)を消費するがその時に尿酸も生成される。筋トレは短時間で。全く筋トレを行わないのは多分別の問題を産む。ストレッチ運動の是非は不明。短時間なら有効に違いないからやること。
- 適度な有酸素運動(早歩き)が好ましい。1日1万歩は達成したい。1日2万歩は過重。やり過ぎ。
- ダイエット。肥満は尿酸のポテンシャル。
- (十分な水分)牛乳はプリン体は含まないが、高コレステロール症のリスクがあるので、1日牛乳瓶1本(200ml)程度を上限にするのが望ましい。牛乳パックは1リットルだから1週間に1パックで十分。
- (バランスのよい食事)野菜の多い食事。加熱すると量を取りやすい。
- (バランスのよい食事)主菜(魚介類・肉類・卵・大豆類等):1品に限る。魚と肉とか、卵とか、複数品目にならないようにする。
- (バランスのよい食事)主食(ご飯、パン、麺類):毎食適量。夜は早目に。21時以降はNG。
- (バランスのよい食事)副菜(野菜、海藻、きのこ、まめ、いも):毎食2品。野菜を中心に複数。
- (バランスのよい食事)汁物(所謂味噌汁お吸い物):塩分を取り過ぎないように1日1杯に抑える。
- (バランスのよい食事)間食(おやつ):果物、乳製品を心がける。菓子類は避ける。油で揚げたようなものは駄目。
- (十分な水分)水分を十分とる。尿の量が1日2リットルだって?。1回300CCとして7回は排尿。5時30分、8時00分、11時00分、14時00分、17時00分、19時30分、22時00分。これで7回。疲れそうだ。1回500CC排出できればたった4回で済ますことが出来る。午前中に2回~3回。午後に3回~4回。
- (十分な水分) 水やお茶はOK。酒類、ジュース類はNG。
- (尿酸の原料)プリン体。
- (アルコール)アルコールの働きとして肝臓の 「尿酸産生 」を高める(亢進する)性質がある。また腎臓から尿酸を排泄を低下させる性質がある。プリン体を除去したビールを飲んでも意味が無い。アルコール自体の性質だから避けることが出来ない。土日祝日は休肝日。口・喉が寂しいと思うなら(殆ど病気=アル中なら)、ノンアルコール飲料で我慢する。平日も2杯目が欲しくなったらノンアルコール飲料を利用しておこう。その方が睡眠コントロールにも有効だろう。
- (アルコール)1日の最大値。ビール:500ml。日本酒:1合(180ml)。ワイン:250ml。ウイスキー:ダブル(60ml)。適量はこの70%程度。
- (プリン体)プリン体の多いものは連続して大量に食べてはいけない。大量と言うレベルが難しい。連続しての範囲が難しい。だから自分ルールを作ってみる。プリン体は1日100mgを越えないことをにしよう。 プリン体を全く含まない食品はどうせ限られているからゼロと言うのは不可能に違いない。だから100mgレベルを2日続けないこと。間を1日あける。休プリン日を設ける。1週間の総量は300mgと言うことにしよう。
- (プリン体)ネット上の情報によれば400mgが1日の摂取上限とされているようだが、ぎりぎりで運転するのは愚かしい。1日100mgは心がける基準として適当だろう。特に痛風診断を受けて急いで回復させる時の対処として当然のレベルだ。
- 甘いお菓子やジュースの過剰摂取は要注意。肥満・糖尿病に加えて痛風リスクも。果糖摂取で尿酸値上昇。果物も注意が必要か。(果物と果糖)
- (果糖)NGフルーツ:すべてのドライフルーツ
(特にデーツ、プルーン、干しイチジク、ドライマンゴー、バナナチップスは糖分が多い):すべてのシロップ漬けフルーツ缶詰/バナナ
桃/マンゴー/メロン/柿
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- (果糖)その他(80g程度まで)
りんご/ブルーベリー/あんず/さくらんぼ
オレンジ/洋なし/すもも/いちじく
スイカは80g程度までなら食べてもOKです。 - (エネルギーの取り過ぎ=過食)近年は、高尿酸血症・痛風の食事療法の主眼がプリン体の摂取制限から総エネルギーの摂取制限に移行している。肥満度が高いほど尿酸値も高い。
- (アルコール)種類を問わずアルコールはダブルパンチ。
- (ビール)ホップにプリン体。発泡酒はやや少ない。プリン体含有量やカロリーを抑えた機能発泡酒を選ぶようにすべき。
過食(⇒料理過多⇒馬鹿女房)
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- (過食)痛風の人に共通の傾向にあるのが過食。女房が馬鹿みたいに料理を作って、捨てるのはもったいないと亭主が食べまくれば痛風が簡単に一丁上がり。馬鹿女房はテーブルにたくさんの料理を並べたいだけで好きなものだけつまみ食いしておいて後は平気で生ごみにして出す。
- (過食)地球環境とか資源の無駄遣いとか高尚なことをのたまう割に馬鹿女房自分がやっていることは無駄の固まり。地球破壊活動の最前線にいる女兵士のようだ。
- 大正海老50g(2尾程度):100mg。
- 鶏レバー30g(1本):100mg。
- レバ(豚)ニラ炒め30g(半分・半皿):100mg。
- レバ(牛)ニラ炒め30g(半分・半皿):100mg。
- かつお50g(刺身2切れ):100mg。
- アンコウ肝酒蒸し25g(半人前):100mg。
- さんま干物50g(1/2尾):100mg。
- マイワシ丸干し30g(1尾):100mg。
下記の食品も一般にプリン体が多いとされる。
<100g当たり含有量>
極めて多い(300mg以上)
- 鶏レバー
- マイワシ干物
- イサキ白子
- アンコウ肝酒蒸し
- 牛レバー
- 豚レバー
- カツオ
- マイワシ
- 大正海老
- マアジ干物
- サンマ干物
- うなぎ
- わかさぎ
- 豚ロース
- 豚バラ
- 牛肩ロース
- 牛タン
- マトン
- ボンレスハム
- プレスハム
- ベーコン
- つみれ
- ホウレンソウ
- カリフラワー
- コンビーフ
- 魚肉ソーセージ
- かまぼこ
- 焼きチクワ
- 数の子
- すじこ
- さつま揚げ
- ウインナーソーセージ
- 牛乳
- チーズ
- 豆腐
- バター
- 鶏卵
- トウモロコシ
- ジャガイモ
- サツマイモ
- 米飯
- パン
- うどん
- 蕎麦
- 果物
- キャベツ
- トマト
- だいこん
- ニンジン
- 白菜
- 海藻類
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痛|足|小指|付け根
放置しておいても問題だろうと思って掛かり付けの病院へ行ってみた。問診票を見ていた看護師の思い込みで痛風と疑われたようだ。が症状で検索してみると痛風の言葉にはぶつからない。痛風は足に出ても親指の付け根が殆どだ。ネットを探すと「内反小趾」(外反母趾の小指版)の疑いばかり。それ以外の疑いは殆ど見当たらない。
病院では、血液検査とレントゲン撮影までやって、大事は発見できない。尿酸値がやや高めの結果に痛風の疑いとしたものだが、診断はミスだろう。勿論、食事療法は健康生活には欠かせないので注意して当然。炎症・痛み止めの薬を処方してもらった。これ自体は悪くは無いが、対策は 「内反小趾」を前提とすると不十分だ。診てもらった先生は病院長で総合判断・外科も担当するが足の専門の先生は別にいる。担当曜日が異なり診てもらえなかった。
内反小趾
内反小趾:小指の筋力強化(リハビリ)
https://kenka2.com/articles/635
- マッサージ:足の指を回す。足の指を広げる。足裏側に曲げる。足の甲側に曲げる。
- 筋肉トレーニング: 足の指でグーチョキパー。マッサージは手を使った作業だが、筋トレは足の筋肉でする作業で結構疲れる。
- 歩き方: 内反小趾が単独で出ている場合は、やや蟹股(がにまた)を意識する。親指先から着地させるように意識する。
- 靴下:指付きの靴下があればよい。
- 靴:余計な圧力がかからないようにピタッとフィットさせる。内部に不要なしわ・たわみを作らない。靴紐は緩んでいても締め付けすぎても駄目。
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