親の有難味が分かるのに見送って10年とは恥の極み!
- クローズアップ現代+「ひらがなも書けない若者たち 見過ごされてきた学びの貧困」のビデオを観ていたら義務教育を受けることが出来なかった若者が少なからず日本にもいることが紹介された。事情は色々。生活保護と言うキーワードも出てきたが、おふくろに聞かせたら情けないと思うだろう。朝起きること/子供を起こすこと、弁当の他に食事を用意すること。親は大変だ。 言い訳ばかりしている親の姿に驚く。自分の子供の教育を放棄した言い訳を並べて。その罪は後々まで自分に跳ね返ってくる。
- 子供たちは学校へ行こうが行くまいが年齢になると無理やり社会に引きずり出される。そこには言い訳が通らない厳しい現実。子供たちは歪んだ処世術を見つけて社会に潜むように生きることを強いられる。勇気を振り絞って夜間の中学に入る子もいる。失った時間を取り戻すために。そっとエールを送りたい。
- 自分はどうだろう。超貧しい中で、近所、親戚、色々な団体が道を開いてくれた。取り分けおふくろは人並み以上をはるかに超える頑張りで、送り出してくれた。感謝しても感謝しても全く足りないだろう。
- おふくろの自慢は生活保護は受けなかったこと。どんなに貧しくても夜なべしてでも自分で働いた。子供を学校にやることを反対しなかった。最初は頑張って高校までは行かせたいと思っていた。
- 孤独
- 孤独は辛いものだ。特に子供にとって虐待と同じようなもの。どの親も子供を孤独に置こうなどと思う訳がない。幾つかの不幸が重なると、子供は孤独に追いやられる。親に罪はなくても子供は恨みを持ってしまう。頑張っている親から見れば子供にまで恨まれたら堪ったものじゃない。
- 恥
- 親の歳になって漸く少しずつ親の思いを分かるようになってきた気がする。自分勝手なご都合主義を親に押し付けていた子供なんて糞喰らえだ。
- 親が死んでから親孝行考えても駄目でしょう。もう何もできない愚かしい現実に立ち尽くすだけだ。
- 回想
- 親への感謝の気持ちを残したい。立派なお墓を作ったりしてもしようがない。毎日、親のことを思い出して、親の思い出を言葉にして残すこと。言葉があの世に届くかどうかは分からないけど言葉にしない訳には行かない。回想録を書いて公開してお良い。