身の程知らず
其の会合は自分がキーメンバーのつもりでいたら、いつの間にか自分無しでも普通に開かれていた。日程調整もどこかで決まって、自分には出れたら出てみたいな。どっちでもいいメンバーなんだ。なんてこった。
別の会合でだれかがトルコ料理は食べれないと上さんが言っていたからとドタキャン食らわせてきたときは、会合そのものも延期したのに、そいつが今度はお前無しでも構わないだって。
とまあ、怒り心頭の筈が、実は、今まではお前を立ててやっていただけだよ。仕事の流れもあったからね。でも今は仕事のつながりもないし、お前は如何でもいいってことよ。今までの厚情に感謝でもしていろ。というのが現実かな。
要するに、自分は怒る資格もないのだ。ただの身の程知らずだったのさ。
それでも交流して和気藹々もいいし、お呼びじゃないと繰り返しながらステージを降りるのもいいだろう。
※