「うつ病」になる人とならない人の差!

「うつ病」に関するNHKスペシャルなどを見ていると大方のメカニズムが分かってくるが、それだけに基本的な疑問が湧いてくる。

同じ世代、同じ会社、同じような仕事、それでいてうつ病になる社員とうつ病にならない社員がいること。育ちも自宅環境も分からないから決して何から何まで同じではないが、発症を決定づける要因は何だろうか?と疑問が湧くのだ。

個体特性、個性と言ってしまえばそれまで。遺伝子的なもの、環境から獲得した後天的なもの。子供のころから適度なストレスを受け、対応術を身に付けていればうつ病にまで追い込まれることは無い。



過保護、温室育ち、チャレンジのない毎日、そういう子育ては概念的に好ましくないというだけに収まらず、将来、その子が危機に面した時に適切な対応が取れず 身を破滅させる恐れがあることを理解すべきだろう。過保護は親の自己満足で、子供の将来を虐待しているに等しい。犯罪的行為ということだ。

  1. 近所の子供と遊ぶ
  2. 一人遊びをする
  3. 一人でお使いに行く
  4. 家の手伝いをする
  5. アルバイトをする
  6. サークルに入る
  • まあ何でもいい。自分の創意工夫で問題をクリアしていくしかない。大人になっても変わらない。
-

どんな訓練を受けても想定を超えるストレスを受ければ耐えるkとは無理。頑張らないでさっさと撤退すべきだ。まあ、そのような判断も訓練の一つだろうが。

電気回路で言えば、ケーブルとかの容量いっぱいまで頑張って使うと発熱発火してしまう。賢い人は、取り敢えず不要不急のものは電源を落とす。ブレーカーを入れて落とすこともやる。不適切な付加状態のものを切り離してからブレーカーを入れる。

ケーブルの温度を見て、自分で負荷をコントロールできる人は発火させることは無いし、ブレーカー作動になることも少ないだろう。こころの温度、ストレス量を見ている人は、息抜きをしたり、回避したり、別の問題を心に居れたりして逃げ回るので「うつ病」にならない。



<うつ病とは?>

危険に直面した時に身体が臨戦態勢に入れるように脳(扁桃体)が反応してストレスホルモンが分泌されるが、生命危険でないときもストレス反応してストレスホルモンが分泌されると脳神経を過剰に刺激し結果脳神経を委縮させてしまう。燃え尽き症候群。

その為、脳神経の健全な反応が無くなる。生きた躯(むくろ)状態。この時、当人は幸せなのか苦痛なのか全く無感覚なのか。社会復帰は新たな苦痛を浴びるだけでいい事かどうか分からない。



「うつ病依存症」は存在するか?

うつ症状またはうつ病の状態になることを求める態度、傾向、習性を身に付けること。現状逃避の態度の一つ。自分を意図的に興奮させてハイになったあとの空虚感に身を置く行為。責任感使命感などの苦しみから解放される。

うつ病になるのは、文字通り、無気力無関心無責任無感覚無我の世界に逃げ込むために悪魔に魂を売る行為。過剰反応を繰り返していればやがて五無体になれる。自律神経失調症の世界は昼も夜もない。いつも朦朧としている。

覚醒すると現実世界が迫ってくる。それを忌避するために無謀な行動に出る。暴力、攻撃、犯罪、自殺、自棄自虐。うつ病の入口出口をうろついている人が一番危険だ。うつ病のリバウンドは自殺行為。



何をやっても不器用な奴は居る。真面目が取り柄と思っているだけの不器用な人間は始末が悪い。自尊心がストレスを産むからだ。自分の治療を本気で考えていないからか。自分の病気を理解していないからか。何処までも不器用なのだ。



扁桃体の反応を起こすもの:
  • 天敵:初期的な正常な反応。5億年前の魚に現れた。
  • 孤独:集団社会生活の類人猿が経験する疎外感が扁桃体を刺激。
  • 記憶:大脳が発達した自己覚醒。自己刺激。
  • 言葉:イマジネーションによる複層する刺激。
  • 格差:現代社会・競争社会の格差・差別による刺激。
  1. うつ病にならない精神状態あるいは価値観はNHKの番組では「平等」というものを当てていた。「公平」でもいい。
  2. 別の視点では人のネットワークにより守られている支えられていると言う安心感がストレスを産まない環境ということだろう。
  • 運動は委縮した神経細胞を再生させる。
  • 光りを浴びる。
  • 笑うこと。
  • 規則正しい食事。睡眠。
  • ドイツでは扁桃体への刺激を和らげる物質を送り込む外科手術の実施例がある。


感受性が強い人と言うことがあるが、言い換えれば扁桃体刺激を受けやすい人と言うことだ。過剰反応で終わっているうちはいいが、際限なく刺激要員を送り込まれるようになるとパンクするのは今や常識。自尊心が強い人も要注意。扁桃体を必要以上にsh激している可能性がある。

うつ病理解の肝心要

大事なことは刺激要員に寄らず発生するストレスホルモンは同じでその総量が脳神経組織委縮?に影響する。ちょっとしたストレスでも日常的に複数のバイアスを受けていれば総量では無視できなくなる。その状態で新たな刺激が加われば扁桃体は炎症状態になる。ストレスホルモン大量放出。

具合の悪いことに扁桃体の隣に海馬がある。海馬も刺激を受けることになる。自律神経を司る海馬の働きがおかしくなると交感神経・副交感神経の働きもおかしくなる。夜昼のない不眠症に陥る。強度の不眠症と脳神経萎縮の結果はそとから見れば廃人。

治療

複雑な歴史的背景を持つうつ病の治療は極めて単純だ。子供のように、太陽と共に起きて活発に運動して太陽と共に寝る。目先のことに注力して後先は考えない。好きなものを見つけ入り込む。実存性を感じられるものを見つける。理解者に囲まれている。社会性を徐々に築いていく。



酷な言い方だが、

子供のころ。思春期。学生時代。どれだけチャレンジをしたか。望んでしたこともあるし、否応なくしたこともある。それでも親や大人の保護の中のチャレンジだ。一定の安心の中でのチャレンジに過ぎないが、その回数、広がり、主体性の程度。そこをスルーしてしまった人間はうつ病の餌食。子供時に頑張らなかったら大人になって苦労する。過保護な親がうつ病の犠牲者を作る。

うつ病になった大人子供は過保護の親の懐に潜り込むしか治療されないかも知れないが親は既に老人だ。

チャレンジプログラム、達成感プログラム、社会から認められていると言う安心感と自信。 所謂成功体験と言う奴だ。これを何回もループさせてやっと社会に出て来れる。誰でもやっていることだ。

取り敢えず。田舎に行って。自然、動物、植物、隣人と接して生きていくことだ。

人気の投稿:月間

人気の投稿:年間

AWS コンピュータービジョン開発の教科書 (Compass) Kindle版

AWS コンピュータービジョン開発の教科書 (Compass) Kindle版
Lauren Mullennex (著), Nate Bachmeier (著), Jay Rao (著)

人気の投稿

Vision

Vision
Vision Kindle版 ハンス・P・バッハー (著), サナタン・スルヤヴァンシ (著)
ご注意:当サイトの記事は基本的に備忘録の類です。不適切な表現、誤った内容を含むことがあります。無断リンク・転載などはご遠慮ください。