寝る子は育つ!出世する!長生きする!「睡眠力の時代」





寝る子は育つ!出世する!長生きする!「睡眠力の時代」
その昔、受験地獄の時代には四当五落ってあったな。実際に四当五落をやった人は悲惨な人生を送ることになるようだ。

世界のドキュメンタリーという番組で「眠りの科学」(NHKオンデマンド)というのをやっていた。

順不同:
  1. 交感神経が頑張ると副交感神経は頑張れない。
  2. 副交感神経の中には夜の脳内作業がある。
  3. 昼間の間に頭に入れた情報、記憶と言うべきか、夜の時間に脳は何かの手順に沿って整理しなおす。 記憶の定着化。
  4. パソコンに似ているね。キャッシュメモリは活発だが記憶としては即座的で整理されていないし系統的に引き出すことも出来ない。別のストレージメモリが必要だ。 キャッシュメモリをコントロールするのが交感神経、ストレージメモリをコントロールするのが副交感神経。
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  1. 交感神経が活発でないまま眠ったら、副交感神経は手持無沙汰かな。仕事は直ぐに終わる。キャッシュメモリの片隅の記憶を自己覚醒させて記憶の上書きを始めるかも知れない。夢。
  2. 交感神経が活発でないまま眠ったら、副交感神経へのバトンタッチが上手く行かないこともある。眠れない。
  3. オンとオフは相対的だ。もう一人の自分のオンとオフとが定期的に交互に交替するのがいい。意識している自分のオンオフが狂うともう一人の自分のオンオフが狂う。二人で一人なのだ。太陽が登ったら交感神経、太陽が沈んだら副交感神経に自分をゆだねる。
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  1. 明かりを手に入れて闇の夜まで支配して人間はライバルを駆逐していった。昼も夜も天敵に怯える必要が無くなった。 
  2. 夜も働く人、遊ぶ人、起きている人。人々の睡眠時間は減っていった。結果的に危ういバランスの上に交感神経と副交感神経は置かれている。
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  1. 睡眠不足は過食を生む。自制が聞かなくなる 。脳の何処かの機能が落ちる。たくさん食べ始めたら睡眠不足と言うことになる。
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ストレスホルモンは交感神経を高ぶらせて副交感神経の出番を奪う。不眠症にもなる。

アミロイドベータの回収作業(老廃物の掃除)も出来なくなる。興奮状態が収まって脳内に空間が出来る。ここにリンパ液(脳せき髄液)が溢れ出て老廃物を洗い流すのだが、これも出来なくなる。もう一人の自分が壊れていく。

不眠はアルツハイマーの入り口。

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鬱病は悲観的な考えに支配される状態ともいえるがこれはどこから来るのだろう。 交感神経が常駐すると興奮状態が続いてやがてホルモンバランスを壊し、脳内基盤が破綻する。興奮させようとしても興奮できない状態。

勝手な想像をするなら、危機から逃げようとしてあるいは立ち向かうために最高の興奮状態を作ろうとしてそれが出来ないなら脳は悲観と諦めが支配するだろう。脳は自らを守るために何かの回路を閉じる筈だ。過剰な興奮を抑制する。外界とのコミュニケーションの遮断。失神状態。 何らかのケミカルが放出されるはずだ。

しかし、これが上手く行かない。ノイズが入り込んでくる。悪あがきもする。出ては消え、消えては出てくる。行きたいという命の本能が必至にしがみついてくるのだ。この期間を逃すと鬱地獄に落ちてしまう。鬱からの生還者。鬱地獄に落ちて生還した人はいないだろう。語ることも出来ないだろう。本当かな?。



ストレスの原因要因はいくらでもあるが、ストレスによって破たんしたパイプはストレスを除去しても元に戻らない。別の補強工事が必要。補強工事は強さとしなやかさ。折れてしまった場合は修復にも時間が掛かる。



人間の天敵は人間と人間社会。ここから受けるストレスを避けることが出来ない。自分で社会から隔離させる方法が必要。病院とか、避難施設とか、ではなく。家族が緩衝材になることが普通。クラスやサークルの仲間も緩衝材になる。裏切りもある。自分に集中すること。自分の土俵に立つこと。人は工夫して自分の周りの防波堤を用意する。ストレス緩衝策。



修復工事は極めて単純。暮らしの中で治療するのは自然に自分を帰すだけのシンプルな方法。偏桃体あたりに中和剤を送り込むケミカル療法を使うこともある。最重要なことは健康な睡眠。

厄介なのはストレスの処理。



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