甘利TPP担当相が守っているものは何だろう?

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甘利TPP担当相が守っているものは何だろう?

TPP

甘利産は頑張った。ノーと言えない日本人なのにイエスと言わないで頑張りとおした。よくぞ。という訳だ。

でも実はよく分からない。一体何を頑張っているのか。アメリカはどれほど理不尽なのか。

アメリカの低い品質基準、危ない安全基準のクルマが平気で入ってきて売られて運転されたら、事故が増え、支払う代償は計り知れない。

関税は止めても構わないが、安全基準は一歩も柚子ってはいけない。こんなの常識。軽自動車も売りたければ作ればいいし、OEMしてもいいのだから、何も妥協する必要はない。

クルマではアメリカこそ問題だろう。クルマ先進国がクルマに関税をかけているのだから、変な話だ。純粋に自国産業の保護だね。安全安心の話とは関係ない。アメリカの基準がゆるいのも産業の保護なんだろう。アメリカの自動車事故の犠牲者は、ある部分では産業保護策の犠牲者といえるだろう。



振り返って、農業分野は話が逆になっている。

今までだって農業保護の政策はいくつも出ている。安全な食品のためには農業保護一辺倒では上手く行かないだろう。

安全基準を再点検し、その基準達成のための助成は必要かもしれないが、逆に関税は下げてもいいだろう。安全で美味しい食を作るのが国内の農業であることを実証し、付加価値型農業として輸出を拡大しても言い。



土建の工事も同じだが、農業分野に意味もなく金をばら撒く助成はもう止めろ!というか、助成すればするほど国際競争力から落ちていく。農業分野のジャパンブランドの確立のための意味のある助成をやるべきだろうというのが大方の本音かな?。



甘利さん一人が防波堤みたいになって頑張る話ではないのです。既得権にしがみつく団体の声を後押しにするだけでは上手く行きません。 和食が世界文化遺産になるなか、変な保護政策は自らのチャンスを潰しているようなもの。正しい農業政策のリーダーがいないのではないか。旧態依然の農協圧力団体みたいな構造になってはいないか。

日本の美味しいリンゴは高級果物ですよ。他にも売れるものは山ほどあるでしょう。

やがて、貧しい日本人は海外の食材で飢えを凌ぎ、海外の金持ちは日本から輸入した高級食材でお腹を満たす。そういう時代が来るかもしれない。

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