世の物書きさんは色んなことを考えるんだね!

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「です・ます」調「である」調

「・・です」「・・ます」の女性的な、あるいは丁寧な言い回し。フラットなスタンス。あるいは見上げる目線。

「・・だ」「・・である」の 男性的な、あるいは断定的な言い回し。強いスタンスあるいは見下ろす目線。

文章を書くときに、感情の走り方によって、ときどき混在させてしまう。 混在そのものは否定する必要はないが、明確な意図もなく混在させた文章は読みにくい。視点を複数設定した場合などは、パラグラフを分けて「です調・である調」の切り替えをやってよい。

一つのまとまりを、その時の気分で使い分けるのも問題ない。ただ、全体を通しで見る人がいる場合は、調子は揃えておいた方が好ましいのは当然。



主客転倒

文章を書いていて、もう一つの問題は、主語と目的語の関係における主体が何か。「自分(私)は何々を・・・した」と普通に記載してもいいが、時には自分(私)を消して、「何々は・・・ された」だけで済ますことがある。印象的な表現に出来ることもあるが、主体が入れ替わって混乱の原因になることもある。文章の切り分けを纏まりごとに意識する必要がありそうだ。



感覚的だけど、

ですます調は誰かに読んでほしい文章。である調は言いたいことを言っている文章。

ですます調なら通りすがりの人も少しぐらいは目を通してもらえる。取り敢えずコピーしておこうとか。大事に扱っていることが伝わる。丁寧に包んである品物はさぞかし良品だろうと思ってもらえそうだ。

である調は強い主張。通りすがりの人はお呼びでない。共感する人が、逆に反対の意見を持つ人が自分の意志で読んでくれる。アクセス数を稼ぐ発想は全くない。

これは考え方の違いなのだ。

コンテンツビジネスの一環(一端?)を考える人なら、迷わずですます調を選択すべし。

小説にも多分両方ある。

とまあ、理解は理解として自分の好きなもので十分でしょう。 気分のままで構わないでしょう。



ですます調の慇懃無礼な(丁寧だけど心も中身も無い)文章に慣れた人にはである調の厚顔無恥が新鮮に見えないことも無い。

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