スマートメーターを取り付けて分かる電気代節約の決めてはエアコンの温度設定と運転時間
スマートメーターが取り付けられると30分単位の消費電力量が把握できる。
普通にエアコンを取り付けるとお任せエコ運転の初期設定は、暖房なら22度。冷房なら26度。辺りではないか。
暖房は朝スイッチを入れるタイミングでリモコンをチェックすると分かるが、外は0度付近まで下がっているし、室内は10度近くまで下がっている。温度差は10度以上になっている。このまま何もしなくて太陽の光が差し込んでくると室外も室内も温度が上がり始める。場所や気象にもよるが、室外は10度近くまで、室内も15度近くまで上がってくる。
電力消費量のグラフを見て分かるのはエアコンを付けた直後は一気に消費量が増えること。馬鹿みたいに急速な頑張りをするんだ。
日中は付けても付けなくても緩和運転になるのであまり気にならない。
夜は要注意。外出するなどしてそれなりに室温が下がっていて外気も下がっていると、うっかりエアコンをオンにするとこことばかりに猛烈な運転を始めてしまう。グラフは急上昇。
急上昇を抑えるには、設定温度を低めにすること。標準設定で何も変えないと、22度を目標にエアコンは頑張る。
| エアコン運転プログラム|
00:00~07:00
- オフ(7時間)
- マイナス5(17度)(2時間)
- 朝一番は最大負荷が掛かるので抑制気味に設定する。
- エアコンの性能と部屋の断熱性能に余裕があると、これでも実際の室温は20度になってしまう。
- マイナス4(18度)(2時間)
- マイナス3(19度)(2時間)
- オフ(3時間)
- マイナス5(17度)(1時間)
- 急速立ち上げ回避のための1時間。
- マイナス3(19度)(2時間)
19:00~21:00
- マイナス2(20度) (2時間)
- 風呂上り・飲食(酒冷え)
- この時間帯はリラックスして薄着になるので本当の意味でしっかり暖房する。 サーキュレータも回す。
- マイナス3(19度)(2時間)
- オフ(1時間)
- 電源オフ:11時間
- マイナス5(17度):3時間
- マイナス4(18度):2時間
- マイナス3(19度):6時間
- マイナス2(20度):2時間
サーキュレータまたは扇風機を上向きにして作動させることは部屋を万遍なく暖める工夫だが、既に十分暖かくてエアコンの運転を抑制したい場合はサーキュレーターは不要。
朝の急速な運転を抑制したい場合もサーキュレーターは不要。サーキュレーターを回せば部屋全体の熱負荷を受けることになりエアコンは頑張らざるを得ない。
サーキュレーターは何時でも回していいものではない。上記の運転プログラムでは18:00~22:00の4時間は必要だが、その他の時間は抑制的利用が主体だから特に寒さを感じなければ不要。
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24時間付けっぱなしにした方が電気代が掛からないという報告はネット上でっもあちこちでお目にかかるもののとても信じることはできない。
人の出入りの少ない、断熱効果の高い、部屋数の少ない、新しいマンションなら、特に最上階や角部屋でなければ、エアコン付けっぱなしでも費用は限定的と推定できる。こういう条件の環境なら、オンオフさせても起動時の馬鹿頑張りを騙してやれば更に電気代は節約できる。Aiでも組み込んでおけばいい商品が出来るのに。手作業で設定を変えるのが面倒なら付けっぱなしも選択肢に入るかも知れないが高くつくのは当然。回転体の機器を常時オンはセキュリティの面でも安心は無い。
問題は戸建て。部屋の出入りもそれなり多い。外気の影響も受けやすい。夜間の冷気を付加として受けてしまう。エアコン立ち上げ時の急速負荷といっても数値的にはエアコンを切っている状態(様々な家電は運転あるいは待機中)に対して4倍程度。夕方~夜の負荷の50%増程度。これなら急速運手の高負荷でも6時間オフにする方がはるかに安く上がる。
エアコンは就寝時も外出時もオフにすること。他の部屋で用事をしている時も1時間程度超えるならオフにする。
エアコンの付ける時は設定を最初はマイナス6にする。室温と外気温を見て、過負荷にならないと判断できればマイナス4まで上げて良い。
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