少年犯罪の実名報道は健全な社会を築く一里塚?少年法改正に待ったなし?



少年犯罪の実名報道は健全な社会を築く一里塚?少年法改正に待ったなし?

少年犯罪の実名報道

少年法では禁止されているらしい。しかし罰則はないようだ。その場合も名前を公開されてしまった側からは名誉毀損などで訴訟を起こすこともあるようだ。

あまりの理不尽な犯罪の場合に、被害者とのバランスが取れない現状から公開に踏み切るケースが多いので、名誉毀損を訴えても誰の共感も得られないのが普通。相当な悪質性でも加わらない限りは有罪となるケースはないだろう。裁判沙汰を避けたいので、公開された情報の削除に応じる企業も少なくない。

あまりにも悲惨な形で殺害された大師中の13歳の少年の情報は出回っても構わないのに、殺害を実行した悪徳の男は年齢が18歳というだけでプライバシーが保護されるなんてことは、誰の目にも間尺が合わない。アンバランスもいいところだ。

ネット上では、事件後逮捕者の名前を廻って情報が錯綜した。悪徳を公開しないために無関係な人の名前まで出回ったかもしれない。ネット上を色々な名前が走り回ることが悪いのではない。誰が悪人なのか明確にしないことが悪いのだ。犯人を隠蔽しているに相当するのが少年法だ。

疑いを持てば悪しき「少年法」には憲法違反を含むのではないだろうかと想像させる。もしくは、未完成の法律。中途半端に作って世の中に出してしまった。立法府の怠慢の産物かもしれない。少年だからと言って凶悪犯罪者を保護する理由は何処にあるだろう。

彼の名前を隠蔽すれば彼が更生して社会にでて世の中の役に立つことが出来るだろう。とでも考えたのだろうか。お目出度いことだ。願望を法律にしたのか?、理想を法律にしたのか?。現実を見ないで夢の世界で作った法律には実効性有効性は得られない。

危険因子が社会に紛れ込んで第2、第3の犯罪を起こすリスクはどのように評価したのだろうか。凶悪犯に限らない。犯罪は多くの場合に繰り返される。病気あるいは特性なのだ。其れを克服して社会に貢献できるケースは周りの多くの協力を得て実現することもあるが事例は少ないだろう。

見るが良い。

この馬鹿な法律がもたらしたのは、

少年犯罪の大量生産。未成年なら何をやっても保護されると認識されていれば当然の結果だろう。

無関係な人間が不用意に晒されてしまう事態も起きている。正しく報道されないから憶測がネット上を駆け巡る不健全な状態を生んでいる。ネットに憶測が流れるのが悪いのではない。いまや井戸端会議もネットを流れているに過ぎない。正しい報道がペンと口を使えなくされているので憶測が流れる。当然のことだ。

被害者への理不尽。被害者は二度も苦しめられる。加害者のことが何も知ることが出来ない。何も説明されない。自分の息子は冷たい川に沈められても加害者は暖かく保護されている。世界の何処でいつからこんな馬鹿なことが許されるのか。

保護された少年は反省よりも逆恨み。憎しみを貯えて社会に復帰し、形を変えて陰湿な犯罪を繰り返す。普通の社会人の仮面をつけているので周りに知られない。犯罪が知られ再び逮捕されるまで繰り返すだろう。心の病気が治らない限り更生はありえない。ところが、心の病気の更生など誰にも判断できない。

過去を隠していつ崩れるか知れない危ない関係を作るより、過去を過去として認めその上で健全な関係を築くことの方がはるかに理想的ではないか。今の少年法は誤魔化しを前提とした不健全な愛情・理想に基づいている。それよりも周囲も自分の過去の過ちを理解して新たに築く関係の方が素晴らしいだろう。



川崎市・大師中少年殺人事件の容疑者を週刊文春・週刊新潮は実名報道

いずれもジャーナリストの正義感に基づくものだ。正しい態度だろう。不健全な少年法を言い訳にしない態度は立派ともいえる。手をこまねいて何もしない立法府の議員の体たらくには呆れるばかりだ。空くほうを建てにとって何か言い出す議員が出てくるだろう。そいつこそ次の選挙では落選してもらいたいくらいだ。一度でも被害者の立場になれば直ぐに分かることだ。

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