夫婦間の「お金のルール」:
DINKS MONEY
共稼ぎの夫婦でも。年金暮らしの夫婦でも。夫婦ともに収入がある場合、お金の使い方はなかなか簡単でない。収入が多くても少なくても、お金はちょっとしたことが揉め事の要因になりがちだ。
ルールを決めるのも難しい。決めたルールを見直すのはもっと難しい。
夫婦の本当の関係が浮かび上がってくる。イコールパートナーと思っていても、支配者と従属者の関係を強いられることもある。描いていた将来像の違いに気づくこともある。
だから。夫婦になる前に、人生のパートナーを意識したら、「お金のルール」を話し合うことはとても重要だ。
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収入:
(定期受取口座)
先ず、収入をどこに入れるか。それぞれの振込口座。会社などに登録したもの。なお、手当とか立替金の振込先が別に設定できるの場合もあって「ヘソクリ口座」になっていることもあるので「知らぬが仏」?ご留意ください。
夫婦間に収入格差はあるが、法的にはすべて共有財産。 ただし、親の遺産など夫婦の協力を前提としない収入は共有財産ではない。
支出:
(運用口座)
- リスクを考慮してそれぞれ口座を用意する(計2口座)。毎月定額を入金。
- 長期運用資産:老後資金、住宅(新規、リフォーム、建替え、・・・)
- 中期運用資金:子供関連(教育・イベントなど)、 住宅(新規、リフォーム、引っ越し、・・・)、家族イベント(旅行、・・・)
- 証券会社に口座を開いてより積極的に資産運用を実施してもよい。というか、金額は小さくてもそうするべき。
- 生活費:公共料金、税金、保険、家賃などの月例引き落とし口座。クレカ経由とした方が有利。健康管理(治療費など)、臨時費などの支出も。
- クレカ、デビット、電子マネーなど利用して見える化を図り、現金利用は回避すること。
- 世帯主名義で1口座が好ましいが、利便上それぞれが生活口座を持っても構わないが、支出の振れ幅、臨時費などを、プール資金を一定額保持すること。
- 自由に個人的に使う。
(家計簿アプリ)
- 夫婦それぞれが全体を把握できる家計簿アプリを利用する。リスク管理の面でも有用。お互いの小遣い口座も覗けるようにしておいてよい。
アドバンスド:
普通預金口座の残高はミニマムにして、多くを資産運用に回すことが大事です。出来れば少額でも構わないから30歳前に始めたい。
夫婦間の信頼関係ができていないと、 投資計画、運用経過鵜を話し合うなどできるものではない。
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