色々な人が調べているので便利サイトも多い。これを見ると銀行のビジネスモデル、あるいは業界ポジションがうっすら見えてくるのも面白い。
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新生銀行:月1回
- 何かの条件を満たすと回数制限が5回、10回に拡張される。月5回の条件は容易なので実質5回無料と出来る。個人の場合は月5回なら十分。
ゆうちょ銀行:なし
- 全部有料)。下手糞なサイトの作りでトップページから辿って手数料を確認できない。検索してやっと目的のページに入れる。ゆうちょ銀行間でも無料振込(振り替え?)は月5回の制限がある。メリットは殆ど誰でもゆうちょ銀行に口座を持っていること。こども貯金は郵便局が普通。
じぶん銀行:なし
- ただし、三菱東京UFのみ無料。親会社だから実質は振り替えに相当か。
- 「プレミアムバンク for au 」に登録すると実質無料になると記載がある。回数制限の説明無し(無制限?)。
みずほ銀行:なし
- ただし、銀行残高が50万円以上なら月1回、金融投資商品(投信、外貨)取引があれば月4回まで無料。金融投資商品の残高条件は見当たらず。クリアしやすいので実質4回まで無料と出来る。
- 他にもクリア条件が設定されているがどの道最大4回までしか枠は設定されていない。
住信SBIネット銀行:月3回
- 無条件。何かをクリアすると回数が増えるわけでも無さそうだ。
- SBI証券とセットで利用するとフレキシブル口座?が利用できて便利。
野村信託銀行:月30回
- 個人ベースの利用なら実質無制限と言えるう。
- 野村證券とセットで利用すると使いやすいが、これだけ無料枠があるなら野村證券に口座を持たなくても利用価値は高い。
大和ネクスト銀行:月3回
- あまり知らない銀行だ。大和証券の関係かも。そうでもなければ、ここを使う理由は無さそうだ。
楽天銀行:なし
- 給与とか年金の受け取り口座にすると無料枠が発生するようだ。そういう銀行じゃないし。
- ネット銀行にしては消極的な取り組みになっている理由は銀行全体の採算性が取れていないことと戦略的ポジショニング設定に時間が掛かっているからだろう。楽天Gとして後押しして採算が乗ってきたら何かやってくるだろうことは想像できる。
ソニー銀行:月1回
- 外貨預金が有名。使いやすいようだ。
- 家計簿サービスMONEYKitも有名。
- 昨今FX(信用為替取引)に走る主婦を養成したのもソニー銀行かもしれない。
三井住友銀行:なし
- ネット対応を早く始めたのに経費負担は削減できていない。母体の影響をまだ引きずっているのだろうか。
三菱東京UFJ銀行:なし
- 銀行に500万円遊ばせて置けるなら月3回まで無料にできる。それくらいなら他行に預けた方が働いてくれそうだ。
- 小口のオサイフ口座としてのじぶん銀行とセットで使う。この場合はauもセットで使う。完全な囲い込み戦略にはめられて利用するのが結果的にはメリットが大きいだろう。
シティバンク銀行:なし
- 昔は無料の時代があったが今は特別な利用者(ゴールド)以外は有料になった。外貨のまま海外でATMを利用したり、海外送金が多い人を除けば、今はあまり魅力的でない。シティバンクは何かつけ手数料が高くなった印象がある。
- 海外でも邦貨から利用するなら新生銀行で十分だろう。
銀行と言うのは面白いものでサービス(たとえば手数料無料の振込)が不十分でも利用せざるを得ないものもある。サービスがよくても近づかない銀行もある。どの道一つや二つでは済まないから上手に組み合わせて使いたいものです。
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