学問のすすめ。昔は「学問のすゝめ」と書いたらしい。福沢諭吉。日本人の精神構造、価値観の一つを確認したようなもの。寺子屋の時代もあった。学問は普通のことだ。いつの間にか、忙しくなったからか、学問を続けるのは限られた人になってしまった。
今なら「副業のすすめ」ということだ。
でも、副業を進められたら関心を持つ人は多いだろう。アルバイトは学生のもの、安月給サラリーマンのもの、家業の都合のある人ぐらいに限られていた。ところが、リタイア後の家計を考えると余裕のない人が殆どだ。もはや他人事ではないと思うようになる。
もっと積極的に副業を考える人もいる。何かの都合で宮仕えをしているがやりたいことは他にある。起業するほどのチャレンジ精神は持っていない。リスクがあるということ。副業ならリスクは一定のレベルで回避できる。
国も社会も企業も、今は副業に対してポジティブなスタンスをとることが増えてきた。もちろん、業種業務によるが、人手不足、働き方改革、人件費抑制、様々な要因で副業を認める企業が増えてきている。
今従事している仕事が自分の好きな仕事で充実感を持って取り組んでいるなら報酬も満足できるレベルにあるなら、今の仕事に100%打ち込んでもいいと思いがちだが、しかし、それは間違い。何パーセントかは別の仕事を考えるべきだ。頭に溜まった疲労物を取り除かなければメインにしている仕事も行き詰まる。
副業は、
今の仕事をさらに発展させるためにも必要。(主業務と別の仕事)
自分の別の可能性を探るためにも必要。(主業務と別の仕事)
やせた年金を補填する準備にも必要。(主業務と同じ仕事でも別の仕事でも構わないが規則で禁止されることもある。)
人手不足社会への貢献のためにも必要。(主業務と同じ仕事でも別の仕事でも構わないが規則で禁止されることもある。)
副業は、
趣味的な要素が強くても構わない。報酬よりも楽しく長く続けられるもの。定年後の生活を潤すものであればいい。
体験学習的な要素が強くても構わない。見分を広げることに喜びを感じるなら、少ない報酬でも満足できる。定年までには自分との相性などを考えて絞り込みたいが、体験学習を継続して悪い訳ではない。
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今の時代、これからの時代、副業は誰にとっても必要な常識。必須要件。
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- リスク管理。収入先を複数持つことによる収入の安定化。
- リスク管理。定年後の収入の先行手当て。
- 自分の能力の可能性、社会貢献特性、を試す。自己実現機会の拡大。