ETFとはなんですか?

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ETFとはなんですか?

ETF

この頃、いや大分前からよく目にするETFですが、何が魅力で何が懸念か分からない。上場投資信託(Exchange Traded Fund)と記載されている。ファンドと何が違うのか。もっともファンドにしたって理解できている訳ではない。

ファンドはある目論見~運用プランで金を集めて、その金で株なり債権なりを購入、局面に応じて売却して、集めた金~資産の運用を行う。資産が拡大するかどうかは目論見通りに世界が動けば拡大するし、外れれば縮小する。一定の基準を超えて損失が見込まれる場合は運用は止まる。ま、そのことも運用プランには記載されている筈だ。

ファンドの成績は基本は目論見書が決めるが、上手い下手はありそうで能書き(目論見)と着手(実際に購入する株式など)には相当のギャップがあるのでファンドマネジャーの腕は大事だ。でも、ファンドを買う人は誰がカリスマファンドマネジャーか分からない。チーム制も多い。幸いファンドは息が長いので過去の実績は十分参考になる。

売買の指示から実行までは数日。短期間での利ザヤを稼ぐようなものではない。

切る時は2年~3年で。最初に外した(ミスをした)ファンドは回復に10年はかかる。鳴り物入りでスタートした野村戦略ファンドは最初の基準価格1万口1万円を回復するのに20年かかるだろう。実績のない新規物は常に危険だ。

実績のあるファンドを20年運用する。



ETFは株式のセット運用と思えばいい。ファンドマネジャーは居ない。初期設定に応じてほぼ機械的に運用される。日経平均は株式指数だが、日経平均に連動するETFは極端な場合、日経平均の銘柄をすべて組み込んで運用する。

分野別の株を指数化したものもある。

その時の株価がETF価格にそのまま反映される。売買も即時可能だ。



インデックスファンドに負けなし(?)。こんな言葉があるかどうか知らないが、経済成長あるいは衰退あるいは変化が単純な場合を除いて、アクティブファンドは必ずトラップに掛かる。問題はトラップに掛かるまでの時間。早逃げ出来るならアクティブでも良い。目論見の有効期限が分かっている場合だ。それが分からない場合はインデックスには勝てない。インデックスの巧妙なところは勢いのあるところに順次入れ替えていくと言うことだ。常にその年のベストメンバーが組み込まれていること。組み込み効果で株価がご祝儀で上がってしまうこと。

インデックスファンドで10年運用して負けたら国が滅んでいるだろう。

さてと、ETFは構造的にインデックスファンドと同じ側面をもつものだ。加えて、運用のための費用が徴収されることもないので、利回り的にも有利だ。

ただ、バランスファンドのような芸当はできない。株、債券、リート、国内、海外などをミックスしての運用はETFでは無理だ。逆に言えばファンドを持つ価値はそういうバランス系のファンドにある。

特定市場ならETFで十分だ。

世界バランスファンドに50%。国内ETFに25%。海外ETFに25%。などと言った資産運用は一つの形だろう。



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