年会費無料クレジットカードの選び方
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http://news.mynavi.jp/news/2015/02/04/108/
「年会費無料・高還元率」 コスパ重視型クレジットカードBEST5
[2015/02/04]
(抜粋)
【第1位 リクルートカード】
年会費:永年無料
家族カード:年会費無料
基本還元率:1.2%
ポイント付与:100円で1.2ポイント
マイル:なし
ETCカード:あり(年会費無料、新規発行手数料1,000円)
海外旅行保険:最高2000万円(利用付帯)
国内旅行保険:最高1000万円(利用付帯)
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この記事が面白いのは考え方、ロジックを提示していることだ。それは普段でも気になっていたことなので説得力がある。比較項目を絞ってシンプルにしているのも好感が持てる。あと、最近のカード事情も垣間見れて興味深い。
ライフスタイルを考慮すると正しい答えが出るのだろうが、ここに事情の異なるライフスタイルに立ち入るのは容易でない。だから逆にシンプルにしないと比較検討が出来ないということでもある。ライフスタイルの内容は個々人で異なる以上に季節に寄っても変わるから其処に立ち入れば底なしの泥沼だろう。
しかし、時代はビッグデータの時代。個々に最適化できる時代に来ているということだ。恐らく、気の利いたアプリが誰かの所作として出てくるだろう。近い将来に期待したい。
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比較項目の理解
- 年会費:
無料が当然。利用があれば無料の場合は定期払い(公共サービス料金など)に割り当てることが出来なければ敬遠すべきだ。だから作っても1枚に限定すべき。出来れば避けること。イトーヨーカドーのカードはこの範疇で要注意。引越しなどで縁が切れることもある。 - 家族カード年会費:
これは尚更無料で無いと困る。それ以前に、管理が面倒なので通常使いにはしないこと。普段は誰か一人が使う状況にする。残高管理で失敗する。入手はするが使わない状態にしておく。 - 還元率:
1%が基本。0.5%では物足りない。イオンは0.5%だがイオンでの買い物は1.0%になる。 - ポイント付与:
100円で1ポイント付与なら普通。これは面白い。盲点だ。切り捨てられる金額が小さい方が年間で見ると相当有利。付与率は見かけ最大であって実効はもっと低いということだ。1000円で10ポイント付与は同じパーセンテージに見えるが大違い。カード会社の合法的詐欺(?誤魔化し)だ。 - マイレージ:
普通はポイント付与かマイレージ付与。両方付与というのはありえない。此処ではポイントをマイレージに交換できるかのことらしい。陸マイラーには大切な事項なんでしょう。今時は交換する方法が色々ありそうだ。問題は交換率の方だ。足元を見られるケースもある。もっとも陸マイラーは最初からマイレージ用のカードを使うでしょう。 - ETCカード:
無料発行・年会費無料が基本。普通は1枚あれば十分だから、有料の物は必要ない。記事で選択のリクルートカードで新規発行手数料1000円は驚きに値する。 - 旅行保険:
利用付帯はそのカードで旅行代金を払ったら保険が付くということ。自動付帯は代金を別のカードで払っても付帯する。年会費無料で自動付帯は殆ど例が無い。無料でも海外旅行なら自動付帯の例はあるが、国内旅行まで自動付帯はどうだろう?。あれば最強のカードということになりそうだ。
ライフスタイルの理解
- 実績データ:
家計簿を見る。クレカ利用明細1年分を見る。答えは其処にある。 - 食料品・日常品:
日常の買い物先と利用額:日常買い先を決めてバラツキを減らす。年間50万円程度あれば、メインショップ発行カード利用を検討する。 - 通信費:
キャリア発行のクレカを調べたことは無いが、電話料、ネット回線料、携帯・スマホなどモバイル通信費などの合計が50万円未満ならメインカード払いでいいだろう。 - 交通費:
高速道路料金(ETC)、ガソリン代、車検代などだが、ガソリン代が最重要。週末ドライバーなら年間の支払いは20万円に届かないだろうから、専用カードを作るメリットは少ない。PONTAカードやTポイントカード利用でも安いガソリンが購入できる。 - 交通費-列車・フライト:
交通費でも、通勤電車、出張のフライト代までカバーすると事情が変わるが、多くの場合は会社負担だから、旅費支給方法によって判断する。マイレージに最も近いクレカともいえるので、陸マイラー必須の領域。交通系でマイレージ直結のクレカ1枚は抑えておきたい。年に1回のご褒美旅行が国内なら可能でしょう。利用料が多い人は国内エアラインでもいいが、少ない人または溜め込みたい人は海外エアラインの無期限のマイレージを使うのが良さそうだ。そのことを踏まえてセンタkする必要があります。 - 交通費-自動車?:
自動車の購入のカードで出来ることもあるようだが個別に調べるしかない。整備代など。付き合うディーラーが決まったら検討しても良い。 - 家電品:
ポイント還元率が大きい利用金額に寄らず重要。何か店を決めて1つ持っているべきだろう。 - ネットショッピング:
何処のカードでも使えるが、相乗効果が狙えるケースがある。 - 銀行・証券・保険:
クレカと金融サービスを連携しているところがある。取引量が多いならチェックしてみることだ。 - 公共料金:
特別なにかの色をつけるメリットもなさそうだ。メインカードからの支払いで十分でしょう。
- クレカを1枚に絞るのは管理上はシンプルでよい。概ね1%還元が確実。
- プラスアルファを目論む場合は、 マイレージ収集用、家電用、日常買い物用の2枚~3枚。
- 用途に特化してカードを増やすのは目安として利用額が50万円以上見込める場合にするのがいいだろう。小額で特化最適化してもメリットのアマウントが取れない。
- 余裕があれば付帯サービスをチェックして 1枚はゴールドにしておきたい。ものの安全より身の安全を考えるなら交通系をゴールドにするのが良いだろう。
- 結局:
①交通系マイレージ用のゴールドカード、②家電系のカード(10%引き)、③近所の大型スーパー(5%引き利用)のカード。電子マネーのチャージとか色々な局面で有利なものをチョイスすること。