ドライブレコーダーは常識設備の一つになってきた。
ユピテル:
飛行機に乗ったらフライトレコーダーは必須。飛行機の事故は悲惨だから原因究明は最重要課題。そのためには装備は義務付けられている。
自動車も本来は必須だが飛行機に比べれば事故の規模も小さいから、また装置のコスト負担(率)も大きいので義務化はされていない。しかし、大型バスの事故、高速道路での事故、大型貨物トラックの事故などは無視できるレベルにはないし、装置のコストも下がってきていて、負担は小さくなった。
個人の自動車でも事故の相手によっては高額な賠償が発生することや、警察のミス(冤罪)による被害も無視できない。
駐車中の事故、あるいは犯罪防止の観点でもドライブレコーダーのニーズは高まっている。
電子装備が進んだ自動車では、レコーダー、ナビ、オートパイロット(次世代クルーズコントロール)、その他インテリジェント制御が一体化された装置が標準装備される。
という先の話は先に考えることにして、
今は、適当なものを探すことにしよう。
無線LAN(Wi-Fi)対応は当面のゴールだが、目的を再度確認しておかないと大間違いをすることになりそうだ。高画質動画のファイル容量は1日のドライブで10GB~20GB以上になることもある。
これをパソコンに取り込んで編集してクラウドに保管(あるいはYouTube公開)することを考えると、一旦スマホに取り込んでからという手順は絶望的。ノートPCに最初から取り込むのが妥当としてもネット経由の馬鹿馬鹿しさを味わうだけだろう。
10GBファイルのPCへの取り込みに1時間。数日分を溜め込むと車の中で仮眠する羽目になる。
結局、
今の無線LAN技術で出来ることは:
(1)特定のファイル(確認したいあるいは見せたい映像が入ったファイル)を駐車中に確認する。あるいはネットで公開する。
(2)リモコンとしてスマホを使う。最初の位置合わせで重宝する。向き替えたりした時も同様だ。
あまり魅力的と言えない。何故、詰まらない魅力しか提供できないかは明快だ。
自動車自体がインターネット接続の拠点になっていないことに尽きる。IoT化の言葉は理解できても実現要件が理解できていないのだ。コネクティッドカーの概念が確立していないのだろう。
-
例えば、ドライブレコーダーの画像もいきなりクラウド保管ができるような形。随分先の話だな。スマホのテザリング経由でクラウド接続でも構わないが、カメラ自体が追い付いていない。車以前の問題。仮に、クルマにパソコンと通信装置を別に持ち込んでも、現在のドライブレコーダーでは
※
結論:現在のWi-Fi対応ドライブレコーダーの魅力は全く不十分。1年前の検討時からさほどの進展は見られない。
※
ユピテル:
ユピテルはWi-Fi対応機種を揃えているが見掛け倒し以上のものではない。
- DRY-WiFiV5c
- https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-wifiv5c/
- DRY-WiFiV3c
- https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-wifiv3c/
-
https://direct.yupiteru.co.jp/products/list.php?category_id=28
https://direct.yupiteru.co.jp/products/list.php?category_id=28
- 取付け時にオプションの電源ケーブルが必要になるが、オプション商品が多くてどれを選択するのかさっぱり分からない。ユピテルは国内メーカーだからしっかりしていると思ったが組織の品質は今一だ。
- Yupiteruダイレクト > オプション品販売 > コード類
- 電源直結コード OP-E832 3,240 円
- 電源直結コード OP-E755 2,160 円
- 電源直結コード OP-9U 1,620 円
- 電源コード OP-E533 3,780 円
- 電源直結コード OP-E686 3,240 円
- 電源直結コード OP-6U 1,620 円
- 電源直結コード OP-E601 2,160 円
- 電源直結コード OP-4 1,620 円