車は持つべきか持たざるべきか?無意味なシミュレーション事例!
- 自家用車の生産性
- 自家用車保有コスト
- コストシミュレーション
- 車を1台維持するコストを計算するのは容易に見える。しかし、車を1台維持することで得られるメリットあるいはバリューは定量化するのは容易でない。
- 家を1軒維持するコストだって計算できる。 コストに見合う価値を家は持っているかどうかを把握するのは容易でない。
- 子供を作って養い一人前にするコストも計算できそうだ。子供のバリューはけいさんできるか。
- 嫁を娶り養うコストも計算できる。嫁のバリューは計算できるか。
- 例えば趣味のスポーツを何か続けることのコストとバリュー計算はどうなるか。
- 例えば、グルメのコースに掛ける費用と満足度を評価したらどうなるか。
生活必需品なら、コストに関係なく維持せざるを得まい。
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日本では車に掛かる税金が極めて高い。超ぜいたく品の扱いになっている。
クルマ産業の発展は広く日本社会に貢献した形になる。
しかし、今は高い税金が自動車産業とそれに関連する事業の重い足かせになっている。
※
https://manetatsu.com/2018/11/152229/
マネーの達人
車を1台手放すと生涯で1,000万以上も支出が削減できる 車にかかる費用をシミュレーションしてみました
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by 寺野 裕子 2018/11/13 [ 貯金・家計 ]
今回は家計改善策に「車を手放す」ことを選択肢に入れてみる提案をさせていただきます。
お住まいの地域や、小さな子どもさんがいるなど生活環境によっては「車なしでは生活はムリ!」ということもあるでしょう。
ただ、改めて、購入費や維持費などの車にかかる費用を確認してみると、その費用の大きさゆえに、車を手放す選択は、生涯を通して1,000万円以上の支出が削減できるかもしれない家計改善策となります。
今回は、私たちは車の費用にどれくらいかけているのかをイメージしていただくことで、家計改善に今後の車との付き合い方の提案をさせていただきます。
車を手放すシミュレーション
目次 [非表示]
車にかかるコストを計算してみます
車を持たない代わりの移動手段の提案
決して、「今すぐ」ではない
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車にかかるコストを計算してみます
車は、購入時に、車の購入費用、消費税、自動車取得税、リサイクル費用等がかかります。
購入後は、ガソリン代、自動車保険、車検費用、洗車、タイヤ、オイル交換等のメンテナンス費用などがかかってきます。
また、駐車場を借りなければならない方もいらっしゃるでしょう。
購入する車や、使い方にもよって、車にかかる費用は当然ご家庭によって違ってきます。
今回は、車にかかる費用をイメージしていただくために、300万円の車を購入し、以下のランニングコストがかかると想定し、車にかかる費用をシミュレーションしてみました。
1.5Lのコンパクトカー1台を想定しています。
あくまで、車の保有コストをイメージしただくためのシミュレーションです。
皆さんの生活スタイルなどによって金額は個々に違ってきますが、車を購入後の継続的にかかるコストだけで年間約40万円となりました。
月額にすると約3.3万円です。
車の購入費用も加味しますと、年間で約70万円。月額では約5.8万円です。
もし、今回の300万円の車の購入でローンを利用したとすると費用はさらに大きくなります。
今回のシミュレーションで10年間のトータル保有コストは704万円でした。
もし、40歳代の方が、10年後に同じタイプの車を買い替えた場合には、20年間、車にかける費用は約1,400万円ということになります。
もし2台目を保有するとなると、車種や使い方にもよりますが、さらに車にかかる費用は大きくなるでしょう。
場合によっては勇気のいる決断になるかもしれませんが、車を手放すことが生涯を通して1,000万円以上の節約ができるかもしれない家計改善策となることをイメージいただけたでしょうか?
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車を持たない代わりの移動手段の提案
実は筆者も、10年ほど前に子どもが中学に入るのをきっかけに車を手放しました。
筆者は車がないと生活はできないだろうといわれている地方で生活をしていますが、意外と手放してしまえばやっていけるものだということを、身をもって体験しています。
例えば、車以外の移動手段としては、バスや電車の公共交通機関、タクシー、自転車、歩きもあります。
買い物で大荷物となりそうなときや、時間がない時などタクシーは便利です。
仮に週に5,000円のタクシーを利用しても1か月では約2万円です。
年間では24万円。車の保有コストと比べると安く感じませんか?
また、バスや電車を使うようになると、バス停や駅まで歩く機会も増えるかと思います。健康改善にもつながり一石二鳥です。
車を手放してすぐは、不便と感じるかもしれませんが、そう感じるのも最初だけで早々に慣れると思います。
決して、「今すぐ」ではない
一台に減らすだけでも家計改善効果は大きい
とはいいながらも、「むりむり、うちの地域では車なしではやっていけない、車は必須だからね」というお声も聞こえてきそうですね。
決して、今すぐ、手放しましょうということではありません。
ただ、「車なし」とまでいかなくても、台数を減らすことでも家計改善効果は大きいです。
将来のための余裕資金作りができていない、日々の家計が赤字といったことで家計改善に悩まれている場合などは、意外と盲点となっています。
当たり前のように保有している車のリストラという方法があることも改善策の選択肢に入れておいていただきたいと思います。(執筆者:寺野 裕子)
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