新型コロナウイルス感染症の重症者・死亡者が第2波で少ない理由
感染者の推移グラフを見ると、4月前後の第1波に比べて7月からの第2波は相当巨大なものになっている。感染爆発状態だ。
しかし、重症者数、死亡者数をプロットすると、第2波をイメージできるようなレベルにない。
家族間感染、職場感染、などで、高齢者への感染に時間がかかているから、データ(数字)は遅れて出てくるとされているが、まだ兆しは弱い。
第1波の時の時間差なら数字が上がってきていい筈だが。
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理由:消えた37度5分4日間縛り
広い意味で学習効果の影響だ。
その最大のものは、加藤厚生労働相の犯罪的なミスリード(37度5分4日間)がなくなったこと。加藤はその意味では殺人大臣だったことになる。
37度5分以上の高熱が4日以上続いたらPCR検査。検査の順番はなかなか来ないし、検査しても検査結果が出るにはまた時間がかかる。検査結果を主治医が知るころには重症化していて最早回復不能。(ビル・ゲーツがPCR検査の無意味をコメントしたのはこのことだ)
恐怖の37度5分縛りを加藤は詭弁で、目安と基準の違いと述べた。安倍晋三の募集と広く募るは別と言う馬鹿馬鹿しい答弁は笑って済ませても、加藤の 目安と基準の詭弁は人が死んでいるんだ。済ますことはできない。
この高熱を出し始める時が感染力最大。老人の周りには老人がいるから、死亡者は増える。
第1波では軽症者をわざわざ重症化させていたのだから死亡者が多くて当然。
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軽症段階での手当の重要度を医療関係者も国民も理解した。
高齢者や疾患者はさらに注意深くなった。 外出しない、人と交わらない、を徹底した。
駄目元でもないが、使用例のある薬をテスト的に使い始めた。
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勝負がついた訳ではない。高齢者への感染リスクは依然要注意。加えて経験的に、第2波は9月10月には下降を終わっているだろうが、それは、第3波のスタートポイントだ。
第3波は、想定外のウイルス変異が世界中で発生しているから、懸念で終わるのか、更に絶望的になるのか、今は誰も分かるまい。
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「悪魔のシナリオ」がフィクションでなければ、 加藤厚生労働相は意図的に悪魔がささやきを国民へのメッセージにしたのだろう。不適切なメッセージがばれたら、目安と基準の詭弁で逃げろと知恵付けされたかもしれない。
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ウィズコロナ社会は逆隔離社会
重症者・死亡者の減少は、ベトナムなど例外もあるから楽観は禁物だが、世界的な傾向に見えなくもない。ウイルス側の戦略調整の結果(変異による自然淘汰の結果)、淡い期待としては、弱毒化している可能性もある。
嫌、この最新型のウイルスは最初から弱毒性のものだ。高齢者や疾患者に対しては、特に強毒になるのではなくて、体の異常反応が結果的に重症化させているだけ。
若者に自由を与えるために、何もしないで偉そうにしている老人たちを追放する正義の味方のようなウイルスなのかもしれない。
これからのウィズコロナ社会は高齢者にとっては我慢の社会ということだろう。高齢者・疾患者をウィズコロナ社会から隔離する逆隔離者期と言うことだ。。
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55歳以上は在宅勤務/リモートワークが必須かな。
社員は田舎(UターンでもIターンでも)に帰って、そこで仕事ができる。企業はリモートワーク環境を整備するための支援義務が発生する。かな。個室型、サテライトオフィスの設備義務とかも。政府は減税対象に入れる。なんか、収まりそうだ。
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