貯金簿のバカ話と本質



今日は貯金簿バカの話。

いきなりバカはありませんが、今朝何気なくラジオを聞いていたら「はたなかまさこ」(畠中雅子)さんという人、最後にファイナンシャルプランナーと紹介されていましたが、「貯金簿」の話をしていました。貯金を記録する話だったと思う。サラリーマンなら年2回のボーナス月、年金暮らしなら支給月に、銀行の残高をつけるだけで、家計の問題が分かるような話だったと思う。

ラジオは途中から数分だけで終わってしまった。エクセルもSNSでダウンロードできるようにしているとかも説明があった。

良く分からないけど、NHKが朝から紹介するお金の話だから、もう少し調べてみることに。

検索してみて驚いた。珍しい用語と思っていたら、猫も杓子も貯金簿礼賛してるかのような文言が並んでいた。

2つ3つ摘まんでみたら、概略理解できた。と分かった心算で実は何も分からない。

-

家計簿は面倒だけど貯金簿は簡単。家計簿は続けられないけど貯金簿なら続けられる。などなど。どういうこと?

「フローとストック」の概念を家計に押し込んで「家計簿と貯金簿」に置き換えているようにも見える。でも、家計簿はフローもストックも併せ持っているものだから、意味的には矛盾する。家計簿は収支しか見ないと決めつけて、だからストック管理の貯金簿ですとやっているみたいで。この辺が「バカ」なのです。

ざっくり資産残高を把握することの重要性を言いながら、貯金箱とか手元の現金とかの扱いで、ちまちましたことに言及しているが、簡便さを主張する態度と矛盾。この辺も「バカ」かな。



貯金簿=残高帳(?)の増減を見ても、家計の無駄は把握できない。増えていても実はもっと増やせたかもしれないし、減っているのは必要な理由があったかもしれないし、増減と関係なく、家計の無駄・無理・ムラを把握するには家計簿をつけて分析するしかない。

貯金簿(と言う人たちの貯金簿)と家計簿(貯金簿さんが言うところの家計簿)は そもそも目的が違う。異なる目的を並べて片方で代用できるようなことを言っている。この辺も立派な「バカ」でしょうね。



どなたもブロガーとしてアフィリエイトなどに熱心かな。お小遣い稼ぎも立派にやっておられる。バカを言って金もうけって吉本さんだね。(大笑い)



何が本質か?

家計管理を簡単に諦めないで自分で出来ることから始める。 フローは面倒だけどストックならできるかも。だから、ここにちまちました話は無用。

ストックを眺めて問題意識を持ったら、目的をもってフローの記録鳥と分析ができるようになる(かも知れない)。

フローまで分析できれば、家計の本質問題を突き止めることができるかもしれない。

-

もう一つの発想は、ストックを眺める癖がつくと、貯金の先取り と言うような行動をとりがちだ。結果的に、節約型の消費行動を促すことになる。一方で、資産運用。下手をやれば元も子もないが、健全であれば、ストックを増やす効果に繋がって、家計バランスは改善される可能性が出る。

-

「貯金簿は、自分・家族の意識を変え、行動を変える起点にできる(かも知れない)ものである。」

それぞれの工夫でと言う人がいたようだけどそれが正しい。細かな方法論、技術論は無用。そのひとのこだわりは自由だけど。

人気の投稿:月間

人気の投稿:年間

AWS コンピュータービジョン開発の教科書 (Compass) Kindle版

AWS コンピュータービジョン開発の教科書 (Compass) Kindle版
Lauren Mullennex (著), Nate Bachmeier (著), Jay Rao (著)

人気の投稿

Vision

Vision
Vision Kindle版 ハンス・P・バッハー (著), サナタン・スルヤヴァンシ (著)
ご注意:当サイトの記事は基本的に備忘録の類です。不適切な表現、誤った内容を含むことがあります。無断リンク・転載などはご遠慮ください。