ソーシャルネットワークサービス(SNS)は使い物にならない?
- どんなツールであれ環境であれ、使い物になるかどうかは本人次第、心掛け次第ですが、少々の努力では追いつかない場合は、あれこれ試行錯誤する無駄よりは諦めたほうが早い。そういう時は「使い物にならない!」と切り捨てるのです。
- SNSは会員登録をしたメンバーによる情報共有のための一連のサービス環境。情報共有したい相手がメンバー登録して利用していなければ情報共有は成立しない。
- 今どき、電子メールを使っていない人はいないから、電子メールによる情報共有は確実に出来ると考えてよい。それでもまれに電子メールのアカウントは持っていても日常的に利用していない人がはいると面倒なことになる。日常的と言っても朝夕2回のチェックならコミュニケーションもかなりゆっくりしたものになる。また関係者が特定されていてメールを交換するのでアドレスから漏れると共有できない。
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ミクシィ(mixi)
- ユニークな面白い環境だと思ったが、おしゃべりを楽しむぐらいにしか使えない印象。日本の走りに近い和製SNS。足跡機能が特徴的で面白い。他のSNSでは見かけない。訪問者の足跡が残るのだ。相互監視を実現しており、いろいろな意味で不適切利用を牽制できる。
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フェイスブック(Facebook)
- プロファイル情報とメッセージ情報を共有する環境。匿名、架空アカウント、ペットアカウントは禁止され、本人実名が基本。何使えるかというと、自己主張をアップしていいね!を貰って満足するぐらい。お付き合いで他人のアップしたコンテンツにはいいね!をあげる。暫くするとうんざりして来る。
- 誰かとコンタクトしたい時に事前にプロファイルから正しい相手かどうか、それとコンタクト手段を確認するのが、コンセプトの一つだが、プロファイル情報がアップされないアカウントが多くなかなか用を成さない。
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グーグルプラス(Google+)
- 億万のユーザーがフェイスブックに走るのを見てグーグルがなりふり構わずリリースさせたSNSサービス。アカウント数は他のグーグルのサービス(Youtubeなど)と共通化させていること一気に増えてはいるが、個人ユーザーの実利用は極めて少ない。結果オーライでうざいコメントのやり取りに追い掛け回されないのが何ともいい。グーグルの多くの魅力的なサービスを統合的に利用できる環境としてみればなかなか上出来だ。
- SNSとしてのシステムサービスもIT屋が作っているだけあってフェイスブックより上出来だ。
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マイクロソフトソーシャル(Socl)
http://www.so.cl/
- フェイスブックの成功を横目にマイクロソフトも試行錯誤を始めた。マイクロソフト製SNSの名前はソーシャル(SOCL)。コンセプトリリースは2011年か2012年ごろだが、俄か仕立てのためか、全くうまくいっていない。というか誰も知らないSNSだ。
- ユーザー拡大の基盤は既存のマイクロソフトのプロダクトやサービスに関連して発行したユーザーアカウントだ。この数は半端じゃないから事業基盤は十分あるのに活用する頭がない。
- 日本語版ではリリースされていない。英語版を見てもシンプルな作りを見ると、本気でやっているのかどうか甚だ疑問。
- 当分の間、放置しておいていいでしょう。
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- クオリティの低い画面デザインは大人の使うものじゃないと思っているが、若年層に超がつく勢いで普及してしまった。それも日本の枠をはみ出しての広がりだ。ライン本来は無料IP電話ツール~サービスでその方面のライバルも幾つか有ったが、共通のコミュニケーションツールとしてのポジションを押さえたラインが抜きん出た格好だ。
- スマホの世界にターゲットをあわせているので、フェイスブックとかグーグル+とはまだ直接的な競合にはなっていない。
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- 140文字の簡単コミュニケーションが売りでスタート。この頃は画像なども共有できるようになった。スピード感が売り。フェイスブックみたいに実名も要求しない。後発のSNSの永久を殆ど受けることなく安定して勢力拡大中。但し、ラインがグローバル対応を意識して更にUIを改善していくと相当のインパクトを受けるだろう。
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<結論>
- フェイスブックは止める。
- フェイスブックはプロファイル検索用にアカウントだけ残しておく。
- パソコン利用時のフェイスブックの代役はグーグル+にする。他に候補がない。
- スマホ/タブレット利用時はSIMロックフリー版利用も念頭に入れてライン利用が合理的だ。
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