「生涯転職のすすめ」
(日経プラス1の記事を参考に)
「転職」とは
職業に関する現状を変えること。職業についていない人は就職とか復職とか言い、現在就業中の人に転職の言葉を当てますが、本質は同じでしょう。就職先の会社を変えることを転職と限定することもあります。自営に回る場合は起業といいます。自営から会社勤めになる場合は就職と言うこともあります。究極の転職は退職。自由人になる。ヒモ。扶養家族。年金生活。利子・配当金生活。
職業とは、経済的自立のために金を稼ぐ手段というのが基本要件。お金を持ち出すのでは職業と言えません。準備中ですね。もしくは転職詐欺。
しかしながら、職業は社会とのつながりを持つため、それを求める人にとっては持ち出しもあります。体面的な発想の職業。それはそれで構わない。詐欺が付け込む要素です。
社会貢献、自己実現を職業の目的に入れる人もいます。格好よく言ったものです。給料も低い、地位も低い(ポストもない)、それでも働いてもらうにはこういう意義を持ち出すものです。経営者が口にする、本人も口にする。平和なものです。
「転職の危機」
自分の希望(収入、地位、面白さ、能力との適性、職場環境の改善、将来性など)が現在の職業で得られない場合、転職します。
何かの事情で引越しが必要なとき、会社の倒産あるいはリストラとなったとき、病気怪我などで現在の職業を継続できなくなったとき、人間関係で問題が生じたときなども、転職の理由になります。
能力的限界を感じたとき、現在の職業への関心・意欲が消失したときなども同様。
仕事先の事業縮小、配置転換もあります。
自分の希望は一定ではありません。人によってはころころ変わります。
ですから、「転職の危機」は常に潜んでいるわけです。
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転職したら転職のもくろみは達成されるのか?。確率的には何かを達成し、また別の何か(問題)が生まれることが多い。問題は時間を掛けてコントロールできることもあれば、さらに深刻なものになることもある。転職を繰り返す。常に変化にはギャンブルと思わざるを得ない側面があります。
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面接で質問されること
- これまでの仕事について
- これまでの仕事をやめる理由
- 当社を選ぶ理由
- 当社で3年後、5年後にはどうなっていたいか
- 自分の長所と短所
- 自分は何がしたいかWants
- 自分は何が出来るかCan
- 起業側のニーズは何かNeeds
(相手の希望と自分の希望をつなぐのが能力です)
この3要素の重なる部分に解決の答えがあるように机上では考えますが、この3要素のいずれも所詮アバウトです。しかも流動的。数年もしないうちに重なる部分が消えていることもあります。
自己能力評価
自分の持つ能力、経験、資格、人脈などはどれくらいの広がりを持っているか。管理業務や手伝い仕事が多いと何もかも中途半端になります。キャリア形成失敗の場合は転職も難しい。
- 其の部門、その業務で通用する。
- 業界に通用する。
- 一般社会に通用する。
面接試験禁句
- 頑張る。一生懸命。必死。熱意の上滑りになる懸念があるから裏づけ~属性~方法論~がないと逆効果。
- ご指導に従って、一から教えていただいて、出直しのつもりで、。即戦力期待の逆効果になります。
- 事前調査不足。いまどきWEB上の公開データは周知していると思われてもしようがない。
「嫌だから辞める」が先にくると必ず失敗
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「生涯転職のすすめ」
人は生涯、常に新たな希望を持って、自分を変化させて、追及していくものです。転職は能力開発とセットで考えるもの。誰も同じ場所にとどまることは出来ない。双六にはあがりがあるが、転職には「上がり(すごろくのあがり)」無し。
人生は自分を変化させるプロセスそのもの。チェンジプロセスを楽しむことが大事です。
Now⇒Innovation⇒Future
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