ハッピーリタイアメントは下町ロケットにあっけなく撃墜された?
- ハッピーリタイアメント(浅田次郎)|テレ朝
- 下町ロケット(池井戸潤)|TBS
半沢直樹の大ヒットで次々と池井戸潤の作品がドラマ化された。主たる担い手のTBSは半沢直樹の続編は事業企画上の問題があったのだろうか、なかなか次が出せない。漸く仕込んだのが下町ロケット。スタッフは半沢直樹の時と同じチームらしいがキャスティングはがらりと入れ替えている。成果はこれから番組を観ればわかること。
兎に角、肝いりの大型ドラマのスタートだ。
ここに、1回完結のドラマをテレ朝がぶつけてきた。ハッピーリタイアメント。浅田次郎のシニカル・コメディ作品のドラマ化だから出来上がりに興味がわく。
しかし、出来栄えは最低。キャスティングもシナリオも全く原作を理解しているとは思えない。原作を普通に読んでいた方が余程面白い。金をかけてつまらないものを作ったものだ。こんな作品をぶつけていては、TBS独奏の手伝いをするようなものだ。
まあ、
テレ朝はニュースとかドキュメンタリーとか社会派の番組の方が似合っていると思うから、今回の失敗も当然と言えそうだ。
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