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「フリーター」vs.「ニート」







「フリーター」vs.「ニート」




フリーター

  • フリーランス・アルバイター。和製造語。正規社員・職員以外のパート、アルバイト、季節労働などで生計をたてているものの総称。学生は学業が本分だから含めない。

ニート

  • Not in Education, Employment or Training, NEET。生産に携わる状態、あるいはその準備に携わる状態にない。



こういう人が多くなっている。労働者ニーズのバラツキへの対応に必要な調整弁機能としてフリーターは欠かせない労働要素になっている。賄い職(間に合わせ職)なのだ。経験を問わない。マニュアルで仕事。初歩的なロボットで代行できる。

当然、給与=時間単価は低い。マニュアル業務を切り出して単価を分けることで、労働コストを下げることができる。全員社員だと切り分けに限界がある。社員なら時間単価は共通でないと上手く行かないからだ。

切り分けた業務は委託・請負の関係になり、フリーターを安い単価に張り付ける。

フリーターは安い労働単価と引き換えに自由な働き方を選択できるというのが派遣労働を推進する人たちの主張。確かに、気儘に働き気儘に自由時間を楽しみたい人間もいるが少数だ。大概、金の心配のない連中がそういう好き勝手を言っている。すねかじり族もそうだ。亭主が屋台骨でサポートに入る身分の女どももそういう主張。

しかし、生計建てたい。正社員になりたい。それが叶わずフリーターに身を落としている連中はもっと深刻でもっと数も多い。力なきものはされ、運の悪いものも去れ。フリーターで我慢しろと言われている。



  • 親:優秀・金持ち=子:優秀・正社員⇒ますます余裕
  • 親:優秀・金持ち=子:今一・フリーター⇒まあまあ余裕・当たれば逆転
  • 親:優秀・金持ち=子:不出来・ニート⇒没落か子供を切るか。重大な選択を迫られる。
  • 親:普通=子:優秀・正社員⇒まあ余裕。
  • 親:普通=子:今一・フリーター⇒心配と能天気のミックス。超頑張るか倹しく耐えるか、
  • 親:普通=子:不出来・ニート⇒悲劇。早く縁切りしないと総倒れ。
  • 親:駄目=子:優秀・正社員⇒子が親を逆管理なら特に問題はない。
  • 親:駄目=子:今一・フリーター⇒かなり厳しいが20年我慢できれば何とかなる。
  • 親:駄目=子:不出来・ニート⇒生活保護申請が通ればバラ色?



(追記)

モラトリアム

ネットで調べてもこの概念は理解が今一簡単でない。

最初は次のステージへの猶予期間。 大学も昔はいきなり社会人になるよりは猶予期間的な意味合いもあった。インターンも同じか。会社に入っての研修期間。

この頃の意味合いは少し変わったものが加わる。猶予期間を求める心理的な症状。先延ばし症候群。親とか行政とか会社等の福祉的なケアを期待して自立しようとしない精神構造あるいは態度、行動。

こういう人はNHKのチコちゃんに叱ってもらうべきかな。