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思い出をパッケージする「フォトブック」を作る

http://www.apple.com/jp/mac/iphoto/

思い出をパッケージする「フォトブック」を作る
  • アルバムとフォトブックは何が違うの?。綴じ合わされた台紙にプリントした写真を貼り付けて作るのが従来のアルバム。アルバム自体の本来の意味はもっと別のものだろうが。フォトブックは文字通り写真本だ。台紙自体が写真印刷されたものだ。従来のアルバムを原稿にして印刷して製本すれば立派なフォトブックになる。
  • コンセプト的に考察するなら、従来のアルバムはどちらかと言えば、時系列に只只ありったけの写真を並べて言ったかもしれない。あるいはポケットに手当たり次第に突っ込んでいっただけかも。
  • フォトブックは1冊完結の企画がある。取捨選択がある。お気に入りだけを集めてレイアウトする。限られたページ数の中で最大限の主張をする。一つの書なのだ。文字を入れても入れなくても良い。


<フォトブックを企画する>

タイトル
Title
  • 本のタイトルです。名は体を現す。これが最大のポイント。例えばイベントで括る。結婚式の当日あるいは前後の様子をまとめて写真集にする。 旅行でまとめる。何かの大会でも祭りの様子でもいい。
  • 次は時間を軸にしてブックにまとめる。年度(年1冊)でも月度(月1冊)でも、四季でもいい。家族写真、自分写真、など人物に着眼して時系列にまとめる。趣味がガーデニングなら草花を主体にしてもいいし、サイクリングならツアーの1年間という切り口もよい。趣味の切り口で年度アルバムというわけだ。
  1. イベント名
  2. 人物名
  3. 地域名・施設名
  4. テーマ名(趣味・研究)
  5. 年度名・月度名 
  6. その他。組み合わせて使うこともある。


スタイル
Style
  • 結構悩むのがサイズ。大きければ迫力が出る。冊数が増えると始末に困る。何より費用が嵩む。サイズがばらばらでは始末が悪い。世間によくある一般的なサイズから一貫して使うものを選択したい。其の場合も、試作バージョンと決定バージョンの2通りあっても良いでしょう。試作バージョンはコスト優先で小型。文庫本、新書本、A6、A5、CDジャケットサイズ辺りか。決定バージョンは品質優先で大型。A5サイズ~A4サイズ辺り。スクエアサイズや長細サイズは特徴があって面白い。印象付けることが出来るかも。
  1. 試作版:文庫本サイズまたは近接サイズ。ソフトカバー。
    4色印刷。

  2. 決定版:210x210サイズ、200x200サイズまたは近接サイズ。A4サイズからはみ出ないスクエアに近いサイズ。ハードカバー。無ければソフトカバー。
    6色印刷。

ボリューム
Volume
  • ページ数・写真枚数のこと。これも難しい。 テーマによって枚数は変わると考えがちだが、ワンテーマ、ワンシナリオではあまり変わらない。どんな映画も2時間、どんなドラマも1時間で作るのと同じだ。薄いのは論外。隙間に埋もれてしまう。背表紙が認識できる厚みが必要。
  • 薄紙なら60ページ。厚紙なら36ページ。あまり厚いと質感が損なわれるので、薄紙でも72ページを超えるのは避けたい。
  1. ドラフト版文庫本サイズ
    基本は普通コート紙。厚紙は使用しない。写真枚数とページ数は同じ。60ページが基本/ミニマム。最大96ページ
  2. 決定版スクエアサイズ
    上質紙。写真枚数はページ数に同じか2倍程度になる。60ページが基本/マキシマム。最小36ページ。


<フォトブックを制作する>

パソコン・プリンターで制作する
Handmade
  • パソコン、プリンター、スキャナー、ホッチキス、文房具などを使って手作りする。質感は得られないが手作りの味は出る。仲間内のために安いコストである程度の部数を作って配布するのに適している。PTA、仲間内の小さなイベント、サークル。
  • 有料サービス利用前のドラフトとして制作してもよい。複数人で作りこむ場合はこのような具体化したイメージで検討するのは避けられない。
  •  制作支援ツール・制作支援サイト
  1.  Love zine app★☆☆ソニーのフォトブック作成ソフト
    手作りフォトブックは品質感はないがお安く何部も作れるので用途を考えるとなかなか良い。仲間内、サークルでの思い出共有向けかな。えもプレゼント向けには行かないだろう。
    http://www.sony.jp/ichigan/lovezine/download.html


フォトブックサービスで制作する
Online Service/Offline Service
  • (Online Service)
    多くはウエブサイトのオンラインサービスで提供される。写真画像ファイルをアップロードして仕様を決めて発注。1週間程度で配送されてくる。自宅にいてパソコン内の画像をアップするだけなので手軽。ただ、写真と言う個人情報・プライバシー情報を預けるので業者の信頼性には十分注意する必要がある。コストだけで選ばないこと。また写真の内容によってはサービス利用そのものを控えるべきだろう。
  • (Offline Service)
    キタムラなどは画像ファイルを入れたメディアを店舗に持参し、店頭のマシンを利用するなどして、依頼するものもある。家にパソコンが無かったりインターネット接続環境が無いときなどは重宝する。カメラのキタムラの素晴らしさを示す一面ですね。


フォトブック 
Photo Book
  • 台紙に写真を張る従来のアルバムと異なり、写真が印刷された上質紙が製本されたもの。個人で作る写真集と思って良いでしょう。記念に作ることが多いですが、日常的にお洒落・お化粧したものをフォトブックに残す若い女性も少なくない。
  • フォトブックも考え始めるとキリが無い。

適用
  1. タイトル
  2. コンテンツ
  3. ブックサイズ(縦×横)
  4. ページ数
  5. 写真枚数・写真サイズ(印刷時サイズ)
  6. 写真原稿ピクセルサイズ(縦ピクセル×横ピクセル)・フィルサイズ(MB)
  7. ページレイアウト(写真・テキスト)
  8. 用紙仕様(厚さ、表面処理)
  9. 印刷仕様(4色刷り・6色刷り)
  10. ハードカバー、ソフトカバー、ケース付/不付
  11. 背表紙
  12. 中表紙
  13. 見返し
  14. フォントスタイル、フォントサイズ。
  15. 用紙地色・デザイン。
  16. 印刷部数・費用・
  17. オンラインファイル保管容量・保管期間。


フォトブックサービス
Photo Book Service
  •  フォトブックはかなり一般化してきて最近では手作りのフォトブックまであるようだ。ネット経由でいろいろ設定し、画像をアップし、出来たものは数日で郵送されてくる。紙の質、イメージの品質感は手にするまで分からない。慣れてくれば、注文する段階でもある程度分かるだろうが、結構値段が張るのがフォトブックで授業料は少なくない。と言っていても始まらないで、取り敢えずネットで最近お状況をチェックしてみよう。


主要サービス(順不同)
楽天写真館
  • http://shashinkan.rakuten.co.jp/
  • 手軽な感じ。デザインはシンプル。楽天のアカウントで注文できるので手軽。5GBまで画像のWEB保存が無料。これも良い。推奨画質も明示されていて分かりやすい。S:140x140,  M:200x200。
 カメラのキタムラ フォトブック
  1. http://photobook.kitamura.jp/yearalbum/
  2. 基本的には1年度1冊なんだろうが分かりやすい企画で好印象だ。
  3. 店舗のデジカメプリント?を利用して編集とかやるみたいだ。店頭まではメディアで画像を持ち込む。この年度版アルバムは富士フイルムのサービスのようだ。
  1. http://photobook.jp/photobon/top/
  2. オンライン作成。レイアウト編集などはシンプルな印象。
アップル
Apple
  • iPhoto利用のフォトブック
  • 結構高い印象。Macとか持っていないと使い難いかな。

しまうまプリント
 SHIMAUMA PRINT
  • 兎に角。低料金のようだ。素晴らしい。試し作りには打ってつけだ。
  • http://www.n-pri.jp/

トロット
TOLOT
  • ここも安い。文庫本サイズ、64ページで500円。?ちょっと信じがたい価格設定だ。しかも送料無料。何か別の意図を感じさせるね。ISMSまで取得している。なんじゃらほい?。
  • http://tolot.com/

富士フイルム フォトブック
FUJIFILM
  • 何でもやってくれそうで価格もそれなりだ。ブランドは捨てがたい。しかし、サイトを見るとITセンスの悪さだけが目立つ。初めて使う人の視点で作っていない。Photobackのサイトを見た後だと劣悪さにがっかりさせられる。チェックできる人間も居ないのだろう。物さえ真面目に作っていれば案内はどうでもいいと思っているのだろうか。ボタンとか作って一見わかりやすいように見せているが完全に迷子になる。例えば、ダウンロードはトップページのxxxからとあるがトップページがなんて何処にもない。せめてリンクすれば分かりようがあるがそれもない。この会社の品質意識・基準がうかがえてうんざりさせられる。場かなWEB担当が会社イメージ全体を台無しにしている。外注=丸投げなのかな。
  • 富士フイルムって超馬鹿。新しいイヤーアルバムは商品一覧に並んでいない。何とか探すと、今度はサイズが、仕様のページに出ていない。特徴のページに有るがそういう基本スペックを忘れて仕様表から外すなんてクレージー。この手の雑な作りはあげたら切がない。こんな会社のサービスなんか危なくてとても使えない。WEBサイトの品質管理がゼロだね。
  • 編集ソフトはダウンロード量だけで100MBを超える。ソフト開発品質も劣悪なんだろう。だからコードのお化けになるのだろう。クラウド連携などまるで意識の外。コードの作りも古いな~。最新OSへの対応など何も出来ていない。ITセンスゼロの馬鹿企業だな。この会社は札束振り回して世間をごり押ししているだけで尊敬は得られないだろう。
  • しかし、嫌だな。これからこのソフトの品質チェックをやらされると思うとうんざりだ。
  • http://f-photobook.jp/
  • http://fujifilm.jp/personal/print/photobook/index.html

フォトプレッ
PHOTOPRESSO
  • 比較的低価格。36ページ1700円。1サイズ(文庫本サイズ?+α?)182x128。表紙もオリジナルでいけそうだ。
  • http://wpb.imagegateway.net/top


PHOTOBACK
  • ソニーのサービスで利用したことがあるが、ソニー関連でも無さそうだ。安い印象は無い。其の分、自由度もあるしクオリティ感もある。最後の決め仕上げに使ってよさそうだ。サイトの作りは分かりやすい。
  • http://www.photoback.jp/


  • 業界の概況はこんな感じだろう。利用するにしてもいろいろ戦略が必要だ。でないとたまってくると纏まりの無いものになりかねない。