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いじめ自殺事件の責任者と責任の取り方 ~広島市佐伯区市立中学校の事例~
いじめ自殺事件の責任者と責任の取り方
~広島市佐伯区市立中学校の事例~
この事件に関する報道は何度もその経緯を伝えている。恐らく地元新聞では詳細な内容が報道されているのではないか。
虐めは日本中で。被害者、犠牲者は命を奪われることで、突然世間に出てくる。自殺に至らないまでも苦しんでいる子供は大勢いることは容易に想像できる。
(途中下車)
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20181228-OYT1T50093.html
中3女子、いじめで自殺…汚いもの扱い、投石も
2018年12月29日 07時23分
広島市佐伯区の市立中学で昨年7月、3年の女子生徒(当時14歳)が校舎から転落死した問題で、第三者による「市いじめ防止対策推進審議会」(会長=林孝・広島大教授)は28日、「いじめが主な原因の自殺だった」とする報告書を市教委に提出した。審議会は、学校が女子生徒の被害を把握しながら、適切に対応していなかったと指摘した。
女子生徒は昨年7月24日朝、校舎前の駐車場で倒れているのが見つかり、病院で死亡が確認された。女子生徒の自宅にいじめを受けたとの趣旨のメモがあり、審議会が同級生や教諭らから聞き取りなどを行った。
報告書によると、女子生徒は小学生の時から同級生によるいじめを受けていた。中学入学後は「汚いもの」のように扱われ、「死ね」と言われたり、下校中に小石を投げられたり、エスカレート。孤立感から「生きることへの限界を超えた」とし、いじめが主原因の自殺だったと認定した。
この間、教諭は加害行為を目撃していたが、加害生徒への指導を重視し、女子生徒から詳しく聞き取ることはなかったといい、「いじめと認知し、早期に対処する姿勢に欠けていた」と指摘。再発防止策として、生徒の相談に応じる担当教諭を新たに全小中学校に配置することなどを求めた。
中学の校長(58)は記者会見し、「(教諭が)個別の認識で事案を解決しようとして、組織的な取り組みができなかった」と謝罪。「子供に寄り添い、いじめのない学校づくりを進めていきたい」と述べた。
2018年12月29日 07時23分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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