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小柳ルミ子が下品芸能人(ものまねジャパン)を嫌う正しい理由
小柳ルミ子が下品芸能人(ものまねジャパン)を嫌う正しい理由
サッカーファンの彼女がサッカー選手をコケにするものまねジャパンを快くないと思っても不思議ではない。特別サッカーファンでなくても彼らの演芸(?)は不愉快に見えることがある。アスリートを芸能人のステージに連れ出しておもいきり馬鹿にするやり方は何かに似ている。
クラスの中で誰かをいじめるときに最初に始めるのは誰かのしぐさ、境遇や苦境や失敗を物まねで笑いの対象にする。時には誰かが成功していることさえ笑いの対象にする。クラスの共感にしつらえて、何回も繰り返す。本人が嫌がれば更に繰り返す。クラスのみんなはいじめる側に味方していると思い込ませる。
文字にしたり、漫画絵にしたりして、笑いの構図(嘲笑)は強化されていく。
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https://www.j-cast.com/2018/12/28347151.html?p=all
「悲しい」「どこが似てますか?」「帰るわ」 小柳ルミ子の辛辣発言に「場の雰囲気...」
2018/12/28 19:00
歌手の小柳ルミ子さん(66)が、フジテレビ系情報番組「ノンストップ!」に生出演し、サッカー選手や自分のものまねをしたタレントに不機嫌な様子を見せた。
プライドを傷つけられたのでは、などと擁護もあったが、ネット上で不快感を訴える声が相次いでいる。
自らのブログでも、「ものまねジャパンは、今日必要だったのぉ!?(爆笑)」と感想
自らのブログでも、「ものまねジャパンは、今日必要だったのぉ!?(爆笑)」と感想
「サッカーこんな感じって、軽く見られたらやだ!」
「初めまして」「知らなかったです」。小柳さんは、2018年12月28日の番組で、サッカー日本代表のそっくりさんで結成された「ものまねJAPAN」のメンバー5人に対面して、こう明かした。サッカー通として知られるだけに、スタジオから驚きの声が上がる。
司会の設楽統さん(45)から紹介を受けると、小柳さんは、ちょっと困惑した様子で、「どこが似てますか?」「あの~おちゃらけ?」と苦笑いした。
その後、サッカーW杯・セネガル戦で前半34分に乾貴士選手(30)がゴールを決めたシーンについて、アモーレ橋本さん(32)らメンバー5人がお笑い風に再現した。すると、小柳さんは、顔をしかめてこうつぶやいた。
「いや、もう悲しい。もう帰りたい。もう~だってサッカーこんな感じって、軽く見られたらやだ!」
これに対し、設楽さんが「ただ、ちょっとあの、番組的に本物がね、なかなか呼べないっていう事情もありまして、彼らけっこう頑張ってこうやってる」と説明したが、小柳さんは、反論した。
「頑張っているのは、うれしいよ。でも、サッカーこんなチャラいもんだと思われて...」
ものまねJAPANの5人が芸を続けると、「まだやんの?」とぼやき、メンバーらが槙野智章選手(31)の結婚式2次会で余興を披露したと紹介されると、「バカだね」と反応した。
共演者は「とっても優しかった」とフォロー
今度は、女性芸人のシンディーさん(38)が5人に加わり、小柳ルミ子さんのものまねを披露した。「3度のメシよりメッシが好き、小柳ルミ子さんです、こんちは」などと小柳さんをまねると、「あたし、やっぱ帰るわ」と立ち上がってしまった。
シンディーさんは、「初めまして」とあいさつしたが、小柳さんは、「どういうリアクション取ったらいいの?」と困惑した様子だ。シンディーさんがネタを続けると、「あの~ぶっちゃけ、このコーナーって必要?」と疑問をぶつけ、司会の設楽さんが「小柳さん、はっきり言って、接待ものまねです」とフォローに追われた。
小柳さんは最後に、「いや、でもね、サッカーを愛して、こうやってなんかみんなを引きつけてくれるその力になってくれるのは、あたし、お母さんとしてはうれしいよ」と理解も示したが、「ただ、もうちょっと勉強しようよ」と呼びかけていた。
放送後には、ツイッター上で、小柳さんの番組発言が大きな話題になった。「場の雰囲気悪くしすぎじゃない?」「なんか冗談通じなさそう」「不愉快な気持ちになった」「もう呼ばない方がいい!」といった声が上がり、疑問や批判が次々に書き込まれている。ものまねなどを楽しむバラエティには向いていないのではないか、との指摘も出ていた。
一方で、好きなサッカーや自分をネタにされ、「プライドを傷つけられたのではないかな」と理解を示す声も出た。また、小柳さんは女優でもあるだけに、番組での役割を演じているだけでは、といった推測もあった。
ツイッターで多くつぶやかれた言葉を集計するYahoo!リアルタイム検索では、放送直後から昼頃にかけ、小柳さんの名前が上位にランクインしていた。
なお、出演したアモーレ橋本さんはツイッターで、「小柳ルミ子さんとっても優しかったですよ」「カタールW杯まで4年掛けて距離を詰めて行きたいと思います笑」とつぶやき、シンディーさんも、「小柳ルミ子さんに目の前で見ていただけました。感激です」とツイートして、橋本さんの投稿をリツートしていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
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ものまねJAPANの連中は誰がどのように傷つこうがお構いなしだ。観客が面白がってくれれば話題にしてくれれば十分なのだ。只の芸人なのだ。次のステップへの足掛かりになれば十分だ。
成功者が成功を勝ち取るまでに試行錯誤して身に着けた手順、作法、しぐさ、思考法、語り口、改革していった人格はすべて成功者の固有のものだ。彼のアイデンティティの一つ。
その一部を勝手に切り取って面白おかしく再現して笑っている連中がいる。ものまね芸人という連中だ。芸人が芸人をまねる。それは同じ釜の飯を食う仲間内のお互いさまの世界かも知れない。ところが芸能界の外の人のまねを始める人もいる。風刺と言う芸人の大事な要素だから大衆は許容する。
大義も何もなく。妬み嫉みだけがエネルギー源なら恥ずかしい。しかし、自分の欲望のために所かまわず相手かまわずなら、それは何か一線を越えているだろう。強欲で下品な連中はメディアに乗せるべきではない。
小柳ルミ子の感性は正しい結果なのだ。
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