ページ

全日空ANAの株主優待券の買取価格動向

/

全日空ANAの株主優待券の買取価格動向


年2回、5月と11月に、100株以上保有する株主に優待券が送られてくる。100株なら1枚。片道料金を半額で利用できる。使ったことが無いから正しくは知らないが、羽田から千歳まで片道2万円なら1万円で利用できる。1万円のお得と言うことだ。

チケットショップに行けば 恐らく7掛けか8掛けで売られてるだろう。仮に8千円で売られていれば、買った人も2千円のお得になる。チケットショップ側も優待券を5千円で買い取って8千円で売ることが出来れば3千円の利ざやになる。もちろん経費は必要だが。

この優待券は1年間有効でどの区間でも利用できる。近距離の区間で利用すればメリットは当然少なくなる。沖縄~北海道ならメリットは最大だがそのような便はなさそうだ(あるかな?)。



この優待券の店頭価格は結構変動する。季節商品だ。旅行が活発になる暑い時期が高く、需要が低迷する寒い時期は安い。

優待券の買取価格はもう少し違った変動をする。有効期間が1年と以前の半年から2倍になったので利用価値が上がった。格安ツアーに組み込むので需要全体が底上げされた。

供給量は5月と11月が最大。この月に最新の優待券がANAから送付されてくる。株主はどのように使うか考える。特に予定が無ければ売却を考える。半年前の優待券も十分有効で手元にあるかもしれない。更に1年前の優待券も期限当月限りになるがうっかり手元に残っているかも知れない。トリプル月となる。上がったら売ろうと思って忘れている人もいるから。誰かに譲ろうと思って譲り損なっている人もいる。駆け込み月ということだ。供給ポテンシャルが最大になる。

勝手に推測すると

5月から11月の暖かい時期は両端を下端として全体に買取価格も上がる。最大値は5月の買取価格の50%程度上がると見込んでいいだろう。

11月から翌年5月の涼しい時期は両端を軸とするものの方向性のない変動となる。ツアー組み込み用の業務需要で一時的上昇の可能性も。



(価格比較サイトの注意点)

買取価格を調べる時に各社一斉の情報があると便利で、そのようなサイトもいくつかある。その中の一つ、空飛ぶ株優も良く出来ているので時々訪問するが、実は要注意。鵜呑みにしてはいけない。

空飛ぶ株優.com

http://soratobu-kabuyu.com/ana/index.html

特に、5月と11月の優待券が新規に発行される時期は情報が3種類になるためだろうがデータが混乱する。必ずしも最新データが反映されていない。だから、お気に入りのショップがその店のウエブサイトを直接訪問した方が良い。また実際に買い取りサービスを利用する時もショップサイトで確認するのは当然。

お茶の水チケットサービスは買取プライスリーダーの一つ。サービスもベストレベル。しかし、最新価格が上記のサイトには反映されていない。多分、他にも正しくデータが反映されていないものがあるだろう。実際に買い取りサービスを利用する場合は、①比較サイトを幾つか見てみる。②直接<ANA 株主優待 買取価格>などで検索する。③お気に入りの業者<お茶の水チケットサービス>のサイトを訪問する。などは必要かもしれない。