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国際認証制度に踏み込まないクローズアップ現代は軟弱!


「内部証言で迫る”不正の深層”~神戸製鋼・日産で何が~」

クローズアップ現代。2017年11月9日。

期待して番組を観た。

40年も前からの不正行為。

これには驚いた。社内ではメイキング(Making)というようだ。品質のお作り・お手盛りの意味なんだろう。品証部門が関与。仕組化されていたというべきだ。品質マネジメントの一環とも言えそうだ。

ある程度の数値不足は問題にならない。どの基準も余裕を持たせて設定しているから少々外れることは品質未達にはならないとするものだ。

ではどの程度の乖離なら許容されるのか。この数値化されたものはない。基準がダブルスタンダードならまだ運用は出来ただろうが、ビジネスの都合で揺さぶっていたなら基準ではない。

品質の番人である品証部門が関わる犯罪行為と言うべき実態に驚くしかない。

汚い現場。

これにも驚く。現場の品質活動が殆どできていないことが分かる。



もっとも批判されるべきはISO審査に関わった団体だ。所謂、国際認証審査機関。こいつらが何も言わないで済ましてきた。というより不適切な実態にお墨付きを与えてきた。

神戸製鋼を担当した審査機関、審査員は全員資格はく奪すべきだろう。

審査の記録は残っているのだから節穴リストに名前を刻んで公表した方が良い。

神戸製鋼の品質保証部門は馬鹿だから立場も分かっていないようだが、不適切な実態を見逃し続けた審査機関によって品質管理を間違え続けてしまったのだから、審査機関と審査員に損害賠償請求すべきだ。



クローズアップ現代は品質制度に踏み込んでいないので全然ダメだった。

日本の製造業が駄目になったのと国際認証制度の普及の様子には大いに関連があると見るべきだ。