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GEとソニー、製造業回帰vs.事業拡大どちらが正解か


GEとソニー、製造業回帰vs.事業拡大どちらが正解か




興味深いタイトルの記事があった。最近の事情を知らないから読みこなせないが、論点がずれているような気がする。

GEが今やっていることは、自らの強みが来るべきIoTの時代にも適応できるように、コアコンピタンスの検証と再構成を始めたところだ。GEブランドを生かした金融ビジネスの切り離しはIoTの流れと関係なく以前から取り組んでいた。

ソニーもテレビ事業、半導体事業などメーカーとして事業領域が精神的版氏らであることに違いない。ソニーブランドの金融ビジネスは利益を出してくれるが、決してハートランドではない。

ソニーの場合、問題が大きいのは、技術領域の空洞化によりコアコンピタンスを喪失させかけていたことだ。今尚、復帰は出来ていない。重症。コアコンピタンスの再構成ができるかどうか。答えは誰も分からない。

だから、ソニーでは金融ビジネスへの依存は長時間に及ぶことになる。事業拡大という代物ではない。



両社の基本的な方向は違っていないが、コアコンピタンス再構築を余儀なくさせられているソニーは背水の陣。IoTの波をコントロールするのか、下に潜るしかないのか。