アップルAppleとアイビーエムIBMの提携は何をもたらすか?
アイビーエムIBMは今はハードウエアの製造販売から手を引いてソリューションを売る企業に姿を変えている。アイビーエムにとってアップルのデバイスが欲しいのではないだろう。デバイスとクラウドを融合させたビジネスモデルを企業ソリューションに活用したい。
アップルはアマゾンのようにクラウドサービスの外販をやっていないが目指す形はアマゾンのクラウドサービスの実現だろう。
クラウドサービスの構築はアップルのものをモデルにアイビーエムが個別の企業のソリューションに向けて具体化する。端末はアップルのものを利用する。全体の何割がその雛形に治まるか分からないが、アマゾンにできる以上のことを実現しようとタッグを組んだわけだ。
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なぜパートナーはグーグルでなかったのか?
IBMはパートナーにグーグルを選ぶチャンスもあったかもしれないがグーグルの野心は現時点での住み分けを許容するものではなかったのだろう。
なぜパートナーはマイクロソフトでなかったのか?
マイクロソフトは過去の遺産を維持するだけの企業になっていること、新た方向性が示されないこと、の結果としてパートナーにはなり難い。
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ソリューションを目論む中でIoTの扱いは避けて通れないが、アップルがウエラブル系デバイス、アイビーエムがプロセス系デバイスを分業することは容易に想像できる。
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世間には本稿も含めて下らない外野からの観測記事が多いね。
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