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すてきなこと


手に触れるもの。
目に見えるもの。
耳に届くもの。
心に浮かぶもの。
言葉にしたもの。
それぞれが時間に刻まれた断片になっていく。
断片は記憶の闇に静かに消えていく。
いつか
全体として一つの形になっていたら素敵なことだ。
個々の連携を辿れば必ず全てに到達できる。
異なる思い。矛盾する方向。これらは全体の中で調和する。
みんなが繋がっている安心。
素敵なことだ。

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今日で平成が終わり明日から令和になる。生前譲位の経済効果はどれくらいか分からないがおろおろ悲しんで崩御を迎えるよりはいいだろ。命を落とす段になっても感謝の気持ちで静かに見送ることが出来るだろう。

平成は30年間。一人の人間が振り返るには丁度いい期間かもしれない。昭和は長すぎて昭和の全体を振り返ることはとても出来なかっただろう。

昭和天皇の最後は悲惨。拷問のような仕打ちを見せられて悲しみは怒りに変わった。政治家の都合が一人の天皇の死にざまを政治への生け贄のようにしてしまった。連中は殉死しても良かったのに。非情を見せられて生前譲位は早くから心に決めていたのではないか。


平成から令和の儀式に集った中には多くのゾンビ政治家。 天皇政治利用はご法度としておいて実際は政治利用以外のものは何一つないのではないか。欲得だけの連中を前にして、もしかして心の中で「あかんべい」でもしていたら少しはすっきり出来たかも知れない。すてきなことだ。