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冬の節電メモ「表示するデータが存在しません。(楽天でんき)」

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冬の節電メモ「表示するデータが存在しません。(楽天でんき)」

全国を独占する電力事業会社(北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄:沖縄だけは少し様子が違うかも知れない)から、自然エネルギー利用発電などの取り込み、販売事業への参入の自由化など、独占体制の弊害としての硬直化から抜け出す施策が打たれて、今では自由に電力事業者を選択できるようになった。

料金体系も各社様々で、ポイント還元の制度も取り込んでいて、実質負担金を検討するには各社のシミュレーションサイトを利用する。使うデータで結果は変わるので幾つか試さないといけない。加えて時期によってはキャンペーンが展開されていてお得度も大幅に影響受ける。

結局、あれこれ迷っているうちに時間だけは過ぎてしまう。

そんな中で基本料金ゼロ。完全従量制の料金設定の電力サービスが幾つか出てきた。単純で分かりやすい。キャンペーンとかポイントとかの要素は消極的。その中の一つ<Looopでんき>(ループ電気)で最初検討を始めたら、楽天でんきが同様の料金体系でサービス開始。実態は別としても日ごろ馴染みがあるので楽天でんきで行くことにした。

申し込みはWEBサイトから簡単に終わったが実際の切り替えはロングストーリー。先着順(受け付け順)に処理と言うから申し込みが殺到したのかも知れない。

切替日の案内が来るまで時間が掛かった。

切替の日になっても案内が来ない。

確認の問い合わせを入れる。

切替の案内が届く。予定通りの期日で契約切り替えは完了しているとのことだ。

電力事業の自由化に伴って導入されたスマートメーター は30分置きの使用量がリモートで把握できるようになる。見ているとなかなか面白い。やはり電力代に決定的な要素はエアコンだと分かる。冷蔵庫や待機電力(テレビとか家電とか)などは最初から節電設計で極小化されている。大したものだ。

此処でミステリー。

データをさかのぼっていくと、途中から「表示するデータが存在しません。」の表示になる。契約切り替え前なら当然だが、契約後でも数日分のデータが出て来ない。データが表示されるのは丁度問い合わせを入れた後になっている。担当者が何かのミスをしていたことになる。

問い合わせをしないで1か月以上放置していたらどのようになるのだろう。

完全従量制だからデータが無ければ請求も難しい。差分データを提示して請求の根拠にするだろうが、データサービスも含めて楽天でんきのサービスだから問題になるのは必至。騒動が好きなら、問い合わせをしないで様子を見守るのも一つです。電気が使えていれば問題ない筈。

究極の節電。「楽天でんきの契約切り替え作業ミスにつけこむ。 」



|冬の節電メモ|

完全従量制:
完全従量制の契約に切り替えること。これで節電と節約が直結する。定額制と従量制を併用する料金体系では節電しても節約につながるとは限らないため節電マインド節約マインドが阻害される。基本料金なしの完全従量制なら家族全員が参加して節電節約に貢献できる。

スマートメーター:
スマートメーターに切り替えるとどの時間帯でどの程度の利用か分かるので、どの機器が電気食いかも分かるし、誰の利用可も分かる。節電マインドが家族全員に行き渡ることになる。

エアコン温度設定:
(25度)エアコンの設定温度。暖かいと十分感じるには25度の設定が必要。着ているものによってはむしろ熱く感じてしまう程度。ホテルに宿泊した時は薄着になる関係もあって25度で丁度良く感じる。

(22度)一般家屋でも冬着なら22度でも十分暖かい。エアコンの暖房時の標準設定は22度にしているところが多い。

(20度)節電を考えるなら標準の22度に対して何処まで下げることが出来るかが問題になる。環境対策を進める行政は多分20度あたりを推奨しているだろう。冬の暖房の標準設定と考えていいのではないか。勿論、色々な状況で寒いと感じたら22度に戻しても構わない。一つの軸と言うことで理解しておこう。

(18度)エアコンは使い始めが一番負荷がかかる。家じゅうが冷えているところから暖房を始めるので初期負荷が最大。 加えて、朝は家の中がバタバタしている。ドアの開け閉め、窓の開閉、こんな中で暖房しても効果はどうせ不十分。ということで、朝一番の設定温度は標準に対してマイナス4度(18度)が正解。どうせ朝は少し寒いものだと身体も知っている。

ずっと家にいる人はお昼まで18度のままでいいでしょう。2時間以上外出、または部屋を離れる時は一旦電源オフ。お昼はラーメンでも食べて温まるのでエアコン暖房は不要かな。

夕方、家に戻ってくる。再び、部屋は冷え切っているが、平均的には朝ほどではない。日中は曇りの日でもやはり太陽は偉大だ。夕方から夜にかけての温度設定は18度でも20度でもいい。節約志向を徹底するなら、部屋着もやや厚いものにして18度設定を目指そう。

オイルヒーター:
就寝時はエアコンの電源オフは止むを得ないが、オイルヒーターだけは弱レベルで一晩中付けっぱなしにする。家の中が極端に冷えてしまわないようにするため。これはヒートショックの健康リスクを 回避するため。寒冷地なら相応の設備があるだろうが、中途半端に寒い場所ではオイルヒーターは簡便な工夫として有効だ。