動物園と言う名前の収容所
井の頭公園のゾウのはな子さんは子供たちに愛されていたという話を聞く。だから幸せだったと言う訳ではない。狭い場所を、コンクリートの床や壁を、足の鎖を、はな子が望んだという証拠はない一つない。試しにはな子を愛した子供たちを同じ境遇にしたら、親に愛されているから子供らも幸せとおもうだろうか。馬鹿げた想像だ。
虐待に慣れたから問題ないと考える奴がいるだろうか。69歳で死亡するまで67年間の虐待だ。 彼女は死ぬことで漸く虐待から逃れることができた。
虐待するだけの動物園など不要。地球そのものが動物園と考えた方が良い。
触れ合いなどと人間にご都合の理屈を並べても、やはり虐待に違いない。
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今はもうバーチャルでも十分だ。監視カメラで生態を観察しても十分。本当に近くで接したいなら現地に行って動物から寄ってきてくれる偶然を待つことだ。何らかの理由で保護された動物を見に行くか。
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