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小池百合子の築地豊洲市場プランの正しい理解

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小池百合子は思った通りの提案をしてきた。しかもソフトランディングさせるための工夫もしている。周囲はメディアも含めて理解者は少ない。
小池百合子の築地豊洲市場プランの正しい理解(百合子プランの本音)
  1. 築地は本命。
  2. 豊洲は緊急避難。
  3. 人の流れを多くする市場は基本的にすべて築地に戻す。
  4. どうしても豊洲に残る事情がある人は豊洲に残す。
  5. 豊洲はIT活用(人の介在の少ない)物流センターになる。
  6. 豊洲の中央卸売市場の中身はIT-IoT活用の自動化市場。リモートからの市場参加が可能。
  7. 人間的な伝統的な景色は築地に戻す。
  8. 場外市場を含めた人の交流に重きを置いた市場テーマパークにしつらえる。
  9. 築地に戻る権利を持っている人はその権利を放棄するか、高額で買い取ってもらうか、積極的に戻るか。
  10. 市場関係者で今現在小池百合子案に否定的な人も間違いなく戻ってくるだろう。
  • 誰も分かっていないから結構ネガティブなコメントが多い。市場は形式的には2箇所でも実際の中身は全く別。
  • 築地は人で溢れる市場(敢えて”いちば”と呼びたい)で、豊洲は電子音とロボットが行きかう物流倉庫センター。中央卸売市場豊洲センターになる筈だ。豊洲の名前も残らないかもしれない。東京を使ってしまうだろう。もう一つは、中央卸売市場築地となる筈。
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  1. 築地は再開発で元々の権利者と新たに迎え入れる人とキャパを増やして結構な費用を回収できるはずだ。
  2. 豊洲は自動化で扱い量は飛躍的に上げて収益化。物流付帯サービスの取り込み。更に他の市場のIT化ニーズを取り込んで大幅な収益化が図れる。特徴ある小さなテーマパークが幾つも出来ることになる。
  • 百合子プランを素人考えと言っている人は改革とか海前とかを考えない人たちで、新しい発想は何も出てこない。もう築地に戻らなくても構わないが、こういう連中に限って形が見えて来ると自分の権利ばかり主張し始めるだろう。だから誰がどんなことを言っていたかしっかり記録しておくべきだろう。記憶はあいまいだから。



http://www.sankei.com/politics/news/170620/plt1706200056-n1.html

2017.6.20 22:18更新
【豊洲問題】
小池百合子知事の両立構想に専門家「素人考え」 批判相次ぐ

【豊洲市場移転問題】

築地市場の豊洲移転問題で会見する小池百合子都知事=20日午後、都庁(桐原正道撮影)

 将来的に築地と豊洲の双方に市場機能を持たせつつ、両立させるとした基本方針を公表した小池百合子知事。だが、専門家からは「素人考え」などと厳しい指摘が相次いだ。

 「市場の中心機能は卸と仲卸。それが一部だけ残ったところで物理的、経済的に市場は成り立たない」

 元水産庁職員で東京財団の小松正之上席研究員(水産政策)は、一部の仲卸業者らが再開発後の築地市場に戻るとする小池氏の構想をそう断じ、両立は困難との見解を示した。

 築地市場を通さない市場外流通は増加傾向にあり、築地の水産物取扱量は10年間で3割近く減少。これを基に「豊洲の年間赤字額は都が公表した試算額より多くなる」と予測し、「築地再開発で余分な金がかかることについて、都民に説明するべきだ」と述べた。

 「こんなに近い場所に市場が2つある意味が分からない」と話すのは、東京聖栄大学の藤島廣二客員教授(食品流通)だ。「市場機能のすみ分けは困難」とした上で、「買い手にとっても効率性が悪くなり、価格に跳ね返る可能性もある」と分析。「移転推進派と反対派の双方にいい顔をしているように見える。あまりに素人考え」と批判した。