ランサムウエアに感染した時の対処方法
- ランサムウエア
- Ransomware
- Ransom:身代金
このタイプのコンピューターウイルスは特徴として、使用不能にしたパソコンを回復させる代わりに身代金に相当する費用請求がウイルス仕掛人によって行われること。
パソコン上のファイルの暗号化をやってしまうのでウイルスを駆除するだけではファイルは利用できない。
大事なファイルがある場合はお金を払って利用可能にしてもらう。お金の払い方はサポート契約の名目でクレジット払い。プリペイドカード払い。マネーメール/ウエブマネー(?)など身元が追及されない方法だ。
金を払ったらどうなるか?
クレジットカード番号の場合は、利用したら相手が分かるので悪質事例は少ないと推定できる。普通にアクセスできるようになることもある。サポート契約による安定収入が目的なので騒ぎを起こしたくない事情も相手にはある。
その他の方法の場合はより危険だ。ファイルの抜き取りのリスクもある。お金を払っても保管したいファイルには誰でも関心を持つ。
※
感染しない工夫はあちこちに記載がある。感染してしまった時の対策は何処にも書いてない。決定的な方法論が無い事だ。
- 最後は警察に連絡して犯人逮捕のチャンスを期待する。解読キーが入手できる可能性が無い訳では無い。
- 怪しげな警告、動作が確認できたら、取り敢えず直ぐにシャットダウン。 画面を写真に撮っておいても良いがその時間も無駄になるので直ぐに落とすのが良いだろう。
- ネットを切って、セーフブート。変なファイル(最新日付で追う)を探して、駆除。別のパソコン(スマホ)でファイル名をチェックすれば大概の素性は分かる。
- 目的の確保したファイルが無事ならメディアなどに掃き出す。これにもウイルスチェックは念のために掛けること。
- セキュリティソフトを入れて立ち上げる。この方法はツールの手順に従う。
- 最新状態にして、システムとファイルの確保が可能か確認する。
- ボロボロになっていたら諦める。警察へ通報。
やることは単純です。
- 最新版管理
- システムのアップデート。良く使うソフトは最新版にする。OS(Windows)、アドビリーダー、JAVA。
- JAVAは使うなと言う人もいる。
- 暫く使っていなかったソフトを使う場合も最新版にしたい。
- ファームウエアも行使させること。
- セキュリティソフト
- セキュリティソフトの導入。
- 有料版が無理なら、無料版でも構わない。
- AVASTが無料版でも有名。マイクロソフトの無料版もある。両方入れると最近は上手くなくなったので好きな方を。
- メール
- メールを開かない。
- BCCで届くメールは見ないでゴミ箱に自動保管。 悪質メール(申請していない勝手な広告)、不快メールもゴミ箱に自動保管。30日後に自動削除。決してレスポンスはしない。ゴミ箱をブラックホール化する。
- 広告などは迷惑メールに自動保管。身に覚えのある情報配信登録したものも迷惑メールに自動配布。30日後に自動削除。
- 受信箱には素性のはっきりしていて且つ用事のあるメールだけが残る。
- 素性のはっきりしないメールが受信箱に入っていたら、プレーンテキストで開いて相手を確認。
- 添付ファイルを開いたり、メール記載のリンクを開くのは最後の最後。
- 勿論、相手の過失もあるから、油断はできない。
- WEB閲覧
- 有名でないサイトには行かないこと。
- 如何わしいものには近づかない。
- ボタンやリンクを無闇にクリックしない。
- メンバー登録
- 情報収集などのために会員登録が必要なサイトは相手を選ぶこと。怪しげなサイト、個人ベースのサイトへの登録はしないこと。匿名用メアドを使用する。名前も匿名用を使う。何処で使った名前か分かるように工夫する。多くの場合、名簿屋、犯罪集団に流されると前提に置くべきだ。