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株式投資はシナリオを書いて楽しむ?
株式投資はシナリオを書いて楽しむ?
日経の上げ下げを予想するコラム記事がヤフーファイナンスの片隅にある。興味半分に見てみると、プロの人なのか色々考え方が述べられているので、そういう発想は株価の上げ下げを知ることが必要な人には参考になるのだろう。何と言っても面白いのは、プロの人でも意見が分かれることがあるという当然の結果が示されること。
株価が上がると分かったら、株を売るのか買うのか、株を持っている人が含み資産が増えて気分が良くなって無駄な買い物を始めるのだろうか。デートレーダーでもいれば、上がると言う前提で日中の指図をするんだろうか。まあ、株と言うものは、いくらで買っていくらで売るかが基本でしょう。欲をかく人は、なかなか買えないしなかなか売れないものだ。欲のない人は買わないし売らないし。
楽しむ人は、適当に買って適当に売るから、大損も大儲けもなく、努力した分のささやかな手柄(お小遣い)を手に出来る。
サラリーマンなら、週末、勝手にシナリオを立て(立てなくてもよいが)、いくらで買っていくらで売るか決め、ネット証券に指図しておく。株では金額が大きいと思う人は適当なファンドで代用させても良い。売買手数料の発生しないように、ネット証券、銘柄、売買金額などは工夫すべきだろう。
株式については早目に手じまうことが大事だ。日航、東電、任天堂、など安全株とされたものでも簡単にずっこける。株は短期。株のタンス貯金は止めとけ。長期はファンドで運用委託する。その場合もアクティブ系は大手の基幹ファンド(資産規模の大きいファンド)で最初から安定運用を目論むファンドにしておけば安心。今一つは、インデックスファンド。セクター別インデックスとかそれなりに色々ある。
老後を考えるサラリーマンは、定年までインデックスファンドを積み立てて備える。株を楽しむサラリーマンは少額で毎週指図を楽しむ。「楽しむ投資」に掛ける費用は、「備える投資」に掛ける費用を上回ってはいけない。勿論、儲けが出ればそれを再投資に回すのは構わないが、飽く迄も別財布でやることだ。簡単だね。
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サラリーマンを止めたら?年金生活になったら?
老後は長いので、やることは同じで、「備える投資」と「楽しむ投資」を続ける。金額は「備える投資」>「楽しむ投資」が基本形。
「備える投資」の重要度は下がるので、「備える投資」は温存しても追加は止めてセルフ運用のみにして、余裕資金で「楽しむ投資」を続ける。この場合の上限を計算してみる。
(1)備えた資金を崩す発想
少し複雑になるが、結局やることは同じ 。まず「備える投資」で蓄積したものを計画的に取り崩すプランを作る。仮に600万円を20年で崩すなら240分の1が月々の金額になる。最初は月2万5千円相当だが、変動するので必ず残された計画期間(月数)で按分して引き出す。
(2) 備えた資金の配当だけを利用する発想
配当だけを利用するなら年5%の場合は月2万5千円。同じだ。3%なら1万5千円。実配当でやるなら計算してやってもよい。毎月分配は便利だが原資が痩せても配当してくるので要注意。
(3)その得た資金には手を付けない発想
原資にも配当にも手を付けないが、配当相当分が余裕資金として、それを上限に別財布から「楽しみ投資」を続ける。
(4)備える投資と楽しむ投資を続ける。
収入の中から継続して備える投資を続ける。その金額を上限に楽しみ投資を続ける。 現役時代と同じ。
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保有株式・ファンドの総額(600万円)の1%(6万円)を年間の余裕投資なら緩すぎる。10%(60万円)を余裕投資に回すのでも問題ないだろう。
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「楽しむ投資」口座をネット証券に作って、毎月1万円(下限)~5万円(上限)を投下して買った売ったを繰り返すことにしてみよう。指図は毎週末。基本的に1か月以内に始末する。例外的状況では3か月まで保有して、上げ下げに寄らず見切る。指図は必ずシナリオを用意する。当初はファンド。50万円程度蓄積したら株のシナリオを書いてみる。多分、ニュースに機敏になって返ってストレスがたまるだろう。相変わらずファンドでゆっくりやるのが良いかもしれない。
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