往年の名作をリメークするなら作者を今の時代に蘇らせてシナリオを書くべきだ!
松本清張の霧の旗がリメークされて放映されていたが、ひどい出来だ。リメークのシナリオを書いた作家は苦しかっただろう。今時の常識をわきまえて書き直す力がなければ昔の儘にすることだ。中途半端なリメークでは今時あり得ないシーンを並べてバカに見える。
弁護士事務所のオフィスの、しかもパートナーの部屋にまで外部の人間がずかずか入れる訳がないし、そんなところでプライベートが筒抜けで会話されるわけがない。
清張が蘇ればもっと時代のエッジを感じさせる内容にするだろう。いい加減なところで妥協する訳がない。
せっかくの若い俳優さんの熱演もお芝居に見えてしまうのは残念だ。それにしても、このキャスティングは無理があるな。無名の新人を使え。あちこちにバラエティ番組の顔をさらしたら今度は別の意味でおちゃらかになりそうだ。
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BS日テレ2015/09/19「
霧の旗」
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