「好きなこと」vs.「得意なこと」
怒り新党でやっていた相談事だが、就職先の選び方でどっちを取るべきかと聞かれていたが、どんな回答をしたのかはっきりしない。しかし、悩むことだろうか?
マツコも有吉の歳は食っていても経験分野は限られているから面食らっただろうが、案外すっきり正解していたかもしれない。ずっこけていたかもしれない。
仕事と言うのはステージが変われば内容も変わってくる。時代要請でも変わってくる。責任が加わると面白い仕事も憂鬱になる。ローテーションで業務も変われば職種も変わる。要は好きな仕事を続けることはできないということ。組織はあるいは市場はもっとも能力を発揮できる位置に人間と言うパーツを追いやるのだ。仕事は得意なもの(能力)でしか評価されない。
好きなことは、アフターファイブや週末や休日を取ってやるものだ。運が良ければ趣味が高じて仕事に出来る可能性も無い訳ではない。
こんなことは就職前の馬鹿女でも少し考えれば分かることだ。
本当の問題はこういうことではない。
「得意なこと」と思っていたことも会社では通用しないことはいくらでもある。今まで回りがひどかっただけで、業界レベルは只の凡人だったとか。
「好きなこと」も仕事が絡めばもはや好きでも何でも無くなる。
馬鹿女の2軸そのものが問題なのだ。大事なことは好きとか得意とかではなく志(こころざし)。世の中の誰を相手に、何をしたいか。社会のどこで生きたいか。どのような生き方をしたいか。イマジネーションの不足が詰まらない2軸を編み出してしまうのではないだろうか。
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