ページ
▼
放射能汚染物質の中間貯蔵施設とは?
放射能汚染物質の中間貯蔵施設とは?
中間貯蔵施設とは、永久貯蔵地が出来るまでの間、無期限に貯蔵する施設のことです。フィンランドの有名な施設も含めて、世界の何処にも、永久貯蔵を可能とする施設はまだ存在しません。放射能の時間劣化で安全になるのは30万年。地球が安全になったから生命は健全な進化を始めたのだろう。人間は今リセットスイッチを押して安全を捨てようとしているのだ。
中間貯蔵施設は生命のリスクポイントとして、世界中にその数を増やしてくるだろう。人類として核利用は止めなければいけない。何処かの地域が止めるだけでは不十分だ。
ニュースを見て現地の人の声を聞いてそう思わざるを得なかった。
※
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG13H5B_T10C15A3CR8000/
汚染廃棄物、処理に時間 中間貯蔵に搬入開始
2015/3/14 0:29
中間貯蔵施設で汚染土壌の搬入が始まった(13日午後、福島県大熊町)
東京電力福島第1原子力発電所の事故で東日本を中心に拡散した放射性物質を含む廃棄物の処分を巡り、政府は13日、福島県内の除染で出た汚染土壌について中間貯蔵施設の用地内への搬入を始めた。クレーンで土のうを降ろす作業が進んだが、搬入のメドが立ったのは全体の1%にも満たない。宮城や栃木など5県では焼却灰などの処分場の場所すら決まらず、問題の解決には時間がかかりそうだ。
中間貯蔵施設は福島第1原発周辺に建設する。施設で保管すべき汚染土の総量は最大で2200万立方メートルに上るが、2千人を超える地権者との用地交渉が進まないことなどから、今後1年間かけて、43市町村から計4万3千立方メートルを運び込むという計画にとどまる。30年以内に福島県外で最終処分する方針についても、処分場の選定法などは不透明なままだ。
放射性物質を含む廃棄物の処理は、福島県を除く地域でも停滞している。宮城と茨城、栃木、群馬、千葉の5県では、放射性セシウム濃度が1キログラムあたり8千ベクレルを超える焼却灰や汚泥などについて、最終処分場を県内に1カ所建設する計画を打ち出しながら、場所の決定には至っていない。
宮城、栃木両県では処分場の候補地を提示したが、地元自治体は候補地の確定に向けた国の現地調査に反対する。千葉県では民有地を含めた5千カ所から選定する作業に時間を要しており、群馬県では選定方法すら決まっていない。茨城県は処分場を1カ所に設置せずに、分散保管する方法を議論している。
望月義夫環境相は問題の解決に向けて「地元の方々や県民に誠意をもって丁寧に説明を行う努力を続けていきたい」としている。
※